今回はランカーシーバス……いや、モンスターシーバスを攻略するのに相応しいリール――2017年モデルチェンジを果たして発売となるダイワシーバス用スピニングリールのフラッグシップモデル「New morethan(NEWモアザン)」を紹介します。
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ダイワ「17モアザン2510PE-H/3012H/3500」はシーバス用リールのフラッグシップモデル!
ダイワを代表するシーバス用ブランド”morethan(モアザン)”の名を冠したスピニングリールの最新作「17モアザン」。2014年登場の14モアザンから3年の時を経てモデルチェンジです!
ラインナップは14モアザンから少し変わり、
- 17モアザン 2510PE-H
- 17モアザン 3012H
- 17モアザンHD 3500
の3機種に。
シーバスアングラーから人気の2つの番手(2510PE-H / 3012H)に、3500という16セルテート譲りの強靱なモノコックボディとドライブギアを持つヘビーデューティー仕様のモデルが追加。ただ、その代わりにRカスタム仕様の2510R-PEがラインナップから消えてしまったようです。
そんな17モアザンは新しくなろうとも、ブラックを基調としたカラーに(オレンジ)ゴールドを差し色に使ったモアザンらしいカラーリングはもちろん継承!2017年モデルは更にハンドルまでブラックになっています!
同じモアザンの名を冠したロッド――モアザンブランジーノAGSやモアザン エキスパートAGSと相性抜群。ぜひ合わせたいリールかもしれません。
それでは、17モアザンのランカーシーバスにも負けない質実剛健な性能を見ていきましょう。
16セルテート譲りの強靱なアルミニウムボディと軽量なNEWエアローター
2016年にモデルチェンジを果たしたばかりの「16セルテート」。その16セルテートが恐らくベースになっているであろう17モアザンは、16セルテート譲りのランカーシーバスのも負けない頑強な「アルミニウム合金製のスーパーメタルボディ」を持っています。
また、新しい番手となる3500番にはHD(ヘビーデューティー)仕様の一体成形ボディ「モノコックボディ」が採用されており、ランカーシーバス・モンスターシーバスはもちろん、荒れた磯のヒラスズキ、青物まで対応できるようです。
ただ、そんな高い剛性と耐久性を誇る金属ボディに、強靱なギアを採用しているだけに、17モアザンは決して軽い!と驚愕するようなリールではありません。そもそもそういうリールではありませんからね。
製品名・自重 | 17モアザン | 14モアザン | 16セルテート |
2510PE-H | 245g | 245g | 240g |
3012H | 280g | 270g |
しかしながら、17モアザンは16セルテートから新採用となった歴代最軽量でありながら強度面も保持し、バランスが良くなった「ZAION(ザイオン)製 新型エアローター(※)」を採用しています。
そのため、17モアザンはリール自体は重くとも、巻き始めは軽く、巻きだしてからも軽快に巻くことができ、回したいときに回せ、止めたいときに止めることができるレスポンスの良いリールになっています。
※16セルテートがベースであることとエアローターの形状から新型エアローターだと思いますが、ダイワ公式ページでは従来のエアローターと同じ表記・説明がされているので、もしかしたら新型エアローターではないかもしれません。
16セルテートを超える17モアザンの強靱な「ハイパーデジギヤ」採用
ビッグフィッシュとガチンコで戦えるタフネスリール「17モアザン」。強いのはボディだけではありません。
17モアザンは16セルテートベースながら、ギアには16セルテートと同じ「マシンカットデジギヤ」ではなく、オフショアのビッグフィッシュをターゲットにした大型スピニングリールのフラッグシップモデル「ソルティガ」等にも採用されている更に硬く強い素材(C6191)を使用したダイワ最強のギア「ハイパーデジギヤ」を採用。
金属ボディ、一体成形ボディにハイパーデジギヤを装備し、シーバス用リールとしては過剰とも言える強さを備えた「17モアザン」に怖いものはありません。ただ、ギアが硬いだけに……?
17モアザンはATD(オートマチックドラグ)採用
モデルチェンジを果たした17モアザンはドラグシステムも従来のUTD(アルティメットトーナメントドラグ)から、新たに「ATD(オートマチックドラグ)」へと変わっています。
ATDについてダイワ曰く――
それは『ファイト中のドラグ調整を減らし、ラインブレイクを防ぎながら魚を速く獲り込むことができるドラグ』ということ。ファイト中のマニュアルのようなドラグ調整の必要性を減らし、あたかもオートマチックギヤーのように滑らかにアングラーをサポートし続ける。これこそが『ATD』の真骨頂なのだ。
なので、17モアザンがターゲットとしているようなビッグフィッシュとも安心してやり取りできるのではないでしょうか。
また、ATDの採用に世もなって性能を余すことなく発揮するためにメインシャフトの伸長もなされているかもしれません。
マグシールド&マグシールドボールベアリング
今や当たり前となった初期性能を長期間にわたって維持することに貢献し、”すべてのリールを過去にする”ダイワが誇る防水防塵テクノロジー「マグシールド」。そして、ベアリングまでマグシールド化し、革新的技術として発表された「マグシールドボールベアリング」。
シーバス用リールのフラッグシップモデルとなる「17モアザン」にも当然、14モアザン同様にメインシャフト部・ラインローラー部にマグシールドが、ドライブギア両端にマグシールドボールベアリングが採用されています。
なので、初期の良い状態を長くキープすることができ、簡単なメンテナンスとメーカーメンテナンスを行うことで愛機を長く使うことができるのではないかと思われます。
ダイワの2017年新リールを動画で解説
17モアザン(リール)の発売日・スペック
製品名 | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 巻取長(cm) | PE糸巻量(号-m) | ベアリング | 価格(円) |
2510PE-H | 6.0 | 245g | 7 | 90 | 1-200 | 12/1 | 64,400 |
3012H | 5.6 | 285g | 8 | 95 | 1.5-200 | 12/1 | 66,600 |
3500 | 4.9 | 435g | 8 | 89 | 2-300 | 12/1 | 69,600 |
17モアザン(リール)の発売日は2017年3月頃を予定しているようです。
ランカーシーバス、モンスターシーバスに負けないパワフルなリール「17モアザン」で、ビッグフィッシュをねじ伏せてはいかがでしょうか?