もう一ヶ月も経てば本格的にシーズンに突入する秋のエギング。エギングに慣れ親しんだ中級者・上級者はもちろん、これからエギングを始めよう、やってみたいと思っている方にとっても最適と言えるシーズンです。
今回はそんな秋のエギングシーズン、春のエギングシーズンにぜひ使ってみたいDAIWA(ダイワ)が送る新たな餌木(エギ)――非ダート系エギ「EMERALDAS STAY(エメラルダス ステイ)」を紹介します。
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ダイワが提案する非ダート系エギ「エメラルダス ステイ / エメラルダス ステイ RV」
昨今のトレンドというかスタンダードな餌木(エギ)といえば”軽い力でキレのあるダートアクションを演出することができる”、”ラトル入り”という2点ではないかと思います。
今回紹介するエギング界のカリスマ”ヤマラッピ”こと山田ヒロヒトさんプロデュースの新型エギ「エメラルダス ステイ&エメラルダス ステイ RV(ラトル入り)」は、そんな時代の流れに逆らうようなエギです。
なぜなら、エメラルダス ステイはキレのあるダートアクションを演出することができないのですから。ヤマラッピ自身もプロトを使ってみたとき「これ大丈夫か……?」と思ったそうです。
しかし釣れる。
周りが沈黙する中で連発することも珍しくなく、エメラルダス ステイだけ釣れすぎるため、ヤマラッピも気持ち悪くなっているそうです(笑)
そんなキレのあるダートはしないけれど釣れる「エメラルダス ステイ」が追求したのが、エギングにおいて非常に大事な要素である”フォール”――フォールの安定性です。
フォール中にエギが変な挙動――急に鼻先(頭)をあげたり、下げたり、右に左にブレたり――を起こすとイカに違和感を与え、警戒させてしまいます。特に活性の低いイカ、セレクティブになっているイカはそうかもしれません。
しかし、安定したフォール、フォール姿勢を実現したエメラルダス ステイは、今まで釣りきることができなかったイカ、難しいイカをも釣ることができるエギになっているそうです。
エメラルダス ステイがもたらす不思議な水押しと水流
安定したフォールを追求し、テストでは気持ち悪いくらい釣れたという「エメラルダス ステイ」。
ただ、ヤマラッピ曰く「(エメラルダス ステイが異常に釣れるのは)”安定したフォール”だけではないのではないか?」と。
実はよく見るとエメラルダス ステイにはエラのようなパーツが取り付けられており、このエラのようなパーツ(もしくはボリュームのあるボディとの相乗効果)が発生させる水押し、水流がイカに効いているのではないか?と考えているようです。
では、ヤマラッピ自身がエメラルダス ステイの特徴を解説してくれる動画を見てみましょう。
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エメラルダス ステイの特徴を動画で解説
エメラルダス ステイは抜群の飛距離!しかし注意が必要!
基本的にダイワのエギは他社製に比べて少し軽い自重が設定されていると思います。
しかし、2018年秋登場の「エメラルダス ステイ」は違います。
”ぶっ飛び非ダート系エギ”を謳う「エメラルダス ステイ」は今までのエギとは一線を画すほどの自重を備えたエギとなっています。
そのため、買うとき、使う前には注意が必要です。
3.0号の重さ比較
製品名 | エメラルダス ステイ | エメラルダス ラトル | エメラルダス ダートⅡ | エギ王Q Live | Draw4(ドローフォー) | クリックス プロスペック |
メーカー | ダイワ | ダイワ | ダイワ | ヤマシタ | オーナー | カンジ |
号数 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
重さ | 18.5g | 13g | 13.5g | 15g | 15g | 約13g |
3.5号の重さ比較
製品名 | エメラルダス ステイ | エメラルダス ラトル | エメラルダス ダートⅡ | エギ王Q Live | Draw4(ドローフォー) | クリックス プロスペック |
メーカー | ダイワ | ダイワ | ダイワ | ヤマシタ | オーナー | カンジ |
号数 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 |
重さ | 25g | 18.5g | 18.5g | 20g | 19g | 約19g |
表を見てください。なんと「エメラルダス ステイ」は3.0号で自重18.5gと3.5号に匹敵する重さとなっているのです!
「エメラルダス ステイ 3.5号」も同じく自重25gと4号に匹敵する重さになっています。
つまり、これまでのように号数だけを見て選ぶと、これまでの感覚で使うとロッドに大きな負荷を掛けることになってしまうかもしれません。最悪ロッドを破損してしまうこともある、かもしれません。
ですので、エメラルダス ステイを買うときは、使うときは標準的なエギよりも重いことを理解して使いましょう!
※エメラルダス ステイの自重はラトル入りのRVもラトルなしの無印も同じ。
カラー
エメラルダス ステイのファーストカラーラインナップは6色。
- 金-ピンクエビ
- マーブル-パープル杉
- 青-縞レッド
- ケイムラ-グレーエビ
- 夜光-モスグリーン
- 夜光-オレンジ
エメラルダス ステイ RVのファーストカラーラインナップはラトルなしモデルよりも4色多い10色。
- 赤-ブラウン杉
- 金-縞レッド
- 金-キンコパー
- マーブル-ピンクスギ
- ピンク-イエローピンク
- 緑-ブラックエビ
- ケイムラ-蛍光キューカンバー
- ケイムラ-オレンジエビ
- 夜光-グルクンナイト
- 夜光-ハッスルナイト
-(ハイフン)前が下地の色、後ろがボディの色
6色は共通かなと思ってしまいますが、どうもラトル有り、ラトルなしで完全にカラーが異なるようです。
個人的にはエメラルダス ステイならマーブル-パープル杉、エメラルダス ステイRVなら金-キンコパー、ケイムラ-蛍光キューカンバーあたりが欲しいですね。
発売日・スペック
製品名 | 号数 | 自重(g) | フォール速度(秒/m) | 価格(円) |
エメラルダス ステイ 3.0 | 3.0 | 18.5 | 4.25 | 1,240 |
エメラルダス ステイ 3.5 | 3.5 | 25 | 3.75 | 1,240 |
製品名 | 号数 | 自重(g) | フォール速度(秒/m) | 価格(円) |
エメラルダス ステイRV 3.0 | 3.0 | 18.5 | 4.25 | 1,240 |
エメラルダス ステイRV 3.5 | 3.5 | 25 | 3.75 | 1,240 |
ヤマラッピが提案する新しいエギの形「エメラルダス ステイ」、「エメラルダス ステイ RV」の発売日は2018年9月頃を予定しているようです。
初心者でも数釣りが楽しめる秋のエギングシーズンに「エメラルダス ステイ」、「エメラルダス ステイ RV」を導入してみてはいかがでしょうか?