福島県は桧原湖で開催されたJB TOP50 第4戦 エバーグリーンCUP。開催前は天候の不安もありましたが、何事もなく無事終了したようです。それでは30人中25人がリミットメイクした第4戦 3日目の結果を見ていきましょう。
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これがエリート5覇者の本当の実力だ!?
山梨県河口湖で開催された2012年JBエリート5。なぜかポークの単体使用禁止というわけのわからない特別ルールが設けられたにも関わらず、見事に優勝を果たした野村俊介プロ。今シーズンはゼッケン3番を背負いながら、ここまでの3戦全てで予選落ち(第3戦は予選なしでしたが、予選があれば予選落ち)という苦しい闘いが続いていました。しかし、第4戦遂に予選突破を果たすと、決勝では3604gを持ち帰り3日目単日トップに立ちました。
2位~5位
2位は馬淵利治プロ。2日目に今大会最大ウエイトとなる4330gを叩き出した勢いそのままに、3日目も2位となっています。
3位は奥泉悠介プロ。初日、2日目に続き、3日目も安定した成績で3位に入りました。
4位は市村修平プロ。
5位は北山睦プロ。
第4戦 エバーグリーンCUPを制したのは――
優勝は奥泉悠介プロ。JB TOP50シリーズ初優勝です。初日8位、2日目9位、決勝3位と唯一3日間続けて1桁順位という抜群の安定感。年間ランキングも26位から13位へとジャンプアップしています。おめでとうございます。
2位~5位
2位は、初日20位と出遅れながら2日目トップ、3日目2位と怒濤の追い上げを見せた馬淵利治プロ。
3位は山木一人プロ。予選をトップ通過しながら3日目20位とブレーキ。それでも3位に入りました。
4位は頼末敦プロ。初日13位、2日目7位、3日目9位と安定した成績を残し、JB TOP50シリーズ初のお立ち台です。
5位は青木大介プロ。優勝こそないものの第4戦も5位に入り、年間ランキングも4位とエリート5出場権内に浮上。
6位~20位
6位に野村俊介プロ。開幕から続く苦しみに終止符を打つシングル入賞。復活の狼煙となるか?
8位に五十嵐誠プロ。初日トップに立ちながら2日目26位と失速。それでも決勝は12位と踏ん張り8位入賞です。
10位に北大祐プロ。予選を4位で突破していただけに悔やまれる3日目。それでも年間ランキングは1位を死守しています。
11位に福島健プロ。初日17位、2日目4位も決勝は24位に沈みました。捲りそうで捲れない。これが今年の福島プロか。
12位に市村直之プロ。3日目に起死回生の6位に入り、年間優勝に望みを繋ぐ12位です。
14位に今江克隆プロ。第4戦にして初めて初日、2日目を上回る結果を残しました。
16位に澳原潤プロ。初日42位と大きく出遅れながら2日目に起死回生の6位。年間ランキング3位とまだ優勝の可能性ありです。
21位~予選落ち
35位篠塚亮プロ、39位のSHINGOプロは年間優勝が絶望的となる予選落ち。悔やんでも悔やみきれない1戦となりました。
水色、オレンジ
トータルの順位表で水色に塗られている箇所は1桁順位、オレンジ色に塗られている箇所は40位以下となっています。第4戦も今までの3戦と同様に水色が上位に固まっています。優勝するには安定して一桁順位を出すことが必要であることがわかります。
予選突破選手の中でオレンジ色に塗られた箇所の数は、第1戦4個、荒れた第2戦は7個、そして第4戦は5個でした。また第1戦10位以下で水色に塗られた箇所は8個だったのに対して、荒れた第2戦は11個に増加。第4戦は再び8個に戻っています(第3戦は2日間開催のため除きました)。これらの結果から第4戦は平均的な試合だったのかなと思います。
次戦は秋深まる旧吉野川。果たして年間優勝が決まる第5戦、どのような結末となるのでしょうか?