ベイトリール

シマノ「17クラドK」が新たな装備を引っさげてデビュー!旧リールと比較

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今回はICAST2017でお披露目となるSHIMANO(シマノ)が送る世界標準のベイトリール「Curado K(17クラドK)」を、旧モデルとスペックを比較しながら紹介します。

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シマノ「17クラドK」

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コスパに優れたタフネスベイトリール「クラド(キュラド)」。シマノ曰く「タフ&スムーズな実戦型グローバルベイトリール」です。

日本では2015年に海の向こうからやってきたばかりのベイトリールなので、まだ馴染みが薄いかもしれませんが、その正体はあのワインレッドカラーが象徴的なベイトリール「スコーピオン」の北米版として愛されてきたリール。

そのため、15クラドも14スコーピオンの2Pカラー的な扱いでした(実際は色以外にも違いはあるのですが)。

しかし、2017年、フルモデルチェンジを果たしたクラドの最新作――17クラドKはスコーピオンの単純な色違いではありません。

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16スコーピオン70が伝統のワインレッドを脱ぎ捨てたように、17クラドKもシルバーカラーからマットブラックカラーへと装いを新たに、最新のスペックを引っさげての新登場となります!

それでは、進化した17クラドKのスペックを見ていきましょう。

コンパクトボディ&サイドプレート

世界を相手にしたグローバルモデルであり、タフさが1つの売りであるベイトリール「17クラドK」。

そのため、ボディは恐らくこれまで同様にAL(アルミニウム)フレームのタフなHAGANE(ハガネ)ボディでしょう。そして、そのボディは15クラドよりも長さ、幅共に10%ほど小さくなったコンパクトボディになっているそうです。なので、15クラドよりもパーミングしやすくなっていることでしょう。

更に、よりコンパクトになったという新しいサイドプレートには、軽量でありながら高い剛性を持つというシマノが誇る最先端カーボン素材「CI4+」が採用されています。

NEW SVSインフィニティ

シマノのベイトキャスティングリールには3つのブレーキシステムが存在します。「デジタルコントロールブレーキ(DC)」「遠心力ブレーキ(SVS)」、そして昨年新たに誕生したマグネットを利用したブレーキシステム「フィネスチューンブレーキシステム(FBS)」

17クラドKは、遠心ブレーキ”SVS”の申し子とも言えるスコーピオンの系譜に連なるリール。当然、搭載されているブレーキシステムは遠心ブレーキの「SVSインフィニティ」です。

ただし、15クラドにも採用されていたSVSインフィニティと同じではありません。

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更に進化した次世代遠心力ブレーキ「NEW SVSインフィニティ」が新採用となっています。

NEW SVSインフィニティは従来のSVSのようにサイドプレートを開けずとも、初期設定となる内部ブレーキシュー4つ全てONの状態で、外部ダイヤルによるブレーキ力の調整を加えてやれば、大抵のシチュエーションや扱うルアーに対応できるというブレーキシステムです。

更に、サイドプレートを開けると現れる半透明の4つのブレーキシュー(のON/OFF)と合わせて設定することで、より細かなブレーキ調整が可能になります。

また、そのサイドプレートはボディから外れないようになっているため、落として傷つけてしまう、紛失してしまう心配もありません。

なので、15クラドよりも簡単に、安全にブレーキ力を設定することができるでしょう。

マイクロモジュールギア

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恐らく、実売価格2万円以下となるであろう「17クラドK」。なんとこの価格にして巻き上げ時のギアノイズを減らし、より滑らかな巻き心地を実現する「マイクロモジュールギア」を新採用!

タフさを売りにしたクラドの特徴である剛性の高いボディとマイクロモジュールギアが組み合わさることによって、更なる巻き心地の良さ、巻き感度の高さを実感することができるかもしれません。

ギア比

17クラドKのギア比は、ノーマルギア(6.2:1)、ハイギア(7.4:1)、エクストラハイギア(8.5:1)の3種類。

17クラドK ギア比 最大巻取長(cm)
200/201 6.2 66
200HG/201HG 7.4 76
200XG/201XG 8.5 91

表記なし:ノーマルギア、HG:ハイギア、XG:エクストラハイギア

15クラドの大きな特徴の1つであったローギア(5.5:1)が無くなった代わりに、エクストラハイギアが新たに追加となっています。

15クラド ギア比 最大巻取長(cm)
200PG 5.5 59
200/201 6.3 67
200HG/201HG 7.2 77

PG:パワーギア

ロングハンドル&ハンドルノブ

ボディはコンパクトになった17クラドKですが、ハンドルはロングハンドル化されています。

15クラドがローギア、ノーマルギア、ハイギア共に84mm(シマノで言うところの42mm)ハンドルだったのに対して、17クラドKはノーマルギア、ハイギアに90mm(45mm)のロングハンドルが採用。

エクストラハイギアには、高いギア比でも楽に巻くことができるようにと更に長い96mm(48mm)のロングハンドルが採用されているようです。

15クラドとスペックを比較

製品名 17クラドK 15クラド
X-SHIP
マイクロモジュールギア ×
ブレーキタイプ NEW SVSインフィニティ SVSインフィニティ
スプール径 34mm(※) 34mm
スプール素材 AL(※) AL
フレーム AL(※) AL
ドライブギア 超高強度真鍮(※) 超高強度真鍮
海水OK

※未確定

17クラドKのスペックと発売日

製品名 ギア比 自重(g) ドラグ力(kg) 巻取力(cm) 糸巻量(lb-yd.) ベアリング 価格($)
200 6.2 215 66 14-110 6/1 179.99
201 6.2 215 66 14-110 6/1 179.99
200HG 7.4 215 76 14-110 6/1 179.99
201HG 7.4 215 76 14-110 6/1 179.99
200XG 8.5 215 91 14-110 6/1 179.99
201XG 8.5 215 91 14-110 6/1 179.99

※スペックは間違えている可能性がありますので参考程度に。

17クラドKの発売日は2017年9月頃を予定しているようです。ただし、これは北米での発売予定であり、日本での発売は未定です。

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