今回はAbu Garcia(アブガルシア)が満を持して投入してきた本気のスピニングリール「Revo PRM(レボPRM)」を、Revo MGX Spinning(レボMGXスピニング)との違いと共に紹介します!
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アブガルシア「Revo PRM(レボPRM)」
スピニングリールの2大メーカーであるシマノ、ダイワに追いつく意欲作となるかもしれないアブガルシア発のスピニングリール「レボPRM」。
アブガルシアらしい男心をくすぐるようなメカメカしいデザインに、タフさを象徴するような重厚感のあるブラックカラーと高級感を感じさせるオレンジゴールドの差し色が光る素敵なリールです。
しかし、素敵なのは見た目だけではありません。レボPRMはこれまでの見た目だけはシマノやダイワに引けを取らないアブガルシアのスピニングリール達とは違う、ようです。
それでは外見だけでなく、中身も素晴らしく進化しているというレボPRMを見ていきましょう。
COGギアデザイン&AMギアリング
レボPRMはコンピュータ解析によって最適なギア形状を生み出す「COGギアデザイン」と、コンピュータが生み出したギアデザインを精密なマシンカット加工によって再現する「AMギアリングシステム」によって実現したアルミ製ギアを採用。
この軽量なアルミ製ギアによってレボPRMは、これまでのアブガルシアのスピニングリールとは違う滑らかな巻き心地と耐久性を実現!
C6カーボンローター
レボPRMのローターには、アブガルシアが誇る軽量ながらマグネシウムに匹敵するという剛性を持つC6カーボンを採用。非常に軽い巻き心地を実現しています。
インサートモールドC6ボディ
レボPRMのボディには、ワンピースの頑強なアルミ製ギアボックスと軽量なC6カーボン素材のボディとを融合させたIM-C6ボディ(インサートモールドC6ボディ)設計を採用。
軽量かつ高剛性なボディの実現によってレボPRMは、精密なマシンカット技術によって生み出されたアルミ製ギアの性能を十二分に発揮してくれるリールとなっています。
カーボンマトリックスドラグ&超々ジュラルミン メインシャフト
ドラグシステムにはカーボン製のドラグワッシャーを採用した「カーボンマトリックスドラグシステム」を採用。またメインシャフトには軽量・高強度な超々ジュラルミン製のメインシャフトを採用(4000番のみステンレス)。
レボPRMはカーボンマトリックスドラグシステムの採用によって、ラインの滑らかな滑り出しを実現し、細いラインを使っても、ビッグフィッシュが掛かっても安心なリール、かもしれません。
ロケットラインマネジメントシステム
ターゲットやルアー、釣り方によってフロロカーボンライン、ナイロンライン、PEライン、エステルラインといったラインが使い分けられるようになった昨今のルアーフィッシング。
レボPRMはロケットラインマネジメントシステムの採用によって、使うラインを選びません。どんなラインを選んでも快適に扱うことができるリールとなっています。
Salt Shield(ソルトシールドベアリング)
レボPRMには9つのボールベアリングが採用されており、そのうちの4つ――ラインローラー部に2つ、ピニオンギア部に2つ――に、撥水コートを施し、塩ガミを激減させるという「Salt Shield(ソルトシールドベアリング)」が採用されています。残りはHPCR。
そのため、フレッシュウォーターだけでなく、ソルトウォーターでも安心して使うことができます。
スペック・発売日
製品名 | ギア比 | 自重(g) | ドラグ(kg) | ライン(lb-m/PE:号-m) | ベアリング | 価格(円) |
2000SH | 6.2:1 | 183 | 3 | 4-100 / 0.6-100 | 9/1 | 28,000 |
2500SH | 6.2:1 | 199 | 5.2 | 6-100 / 0.8-150 | 9/1 | 29,000 |
3000SH | 6.2:1 | 209 | 5.2 | 8-150 / 1.2-150 | 9/1 | 29,000 |
4000SH | 6.2:1 | 265 | 7.7 | 12-120 / 2-150 | 9/1 | 30,000 |
発売は2016年3月を予定しているようです。
レボMGXスピニングとはここが違う
アブガルシアが2016年に投入するリール達のフラッグシップモデルとなる「Revo MGX(レボMGX スピニング)」。レボPRMとはどこが違うのか?
ギアボックス
新しいレボ スピニングシリーズの大きな特徴である一体成型のギアボックス。
レボPRMがアルミニウム合金であるのに対し、レボMGXはマグネシウム合金。
ハンドル
レボPRMが強度の高いアルミマシンカットハンドルであるのに対し、レボMGXはボディやローターと同じように軽さに拘ったカーボンハンドル。
ベアリング
レボPRMが9個のボールベアリングが使用されているのに対し、レボMGXは2つ多い11個。ただし、ソルトシールドベアリングの数は共に4個ずつ。
軽さ
製品名 | レボPRM(自重) | レボMGX(自重) |
2000 | 183g | 175g |
2500 | 199g | 185g |
3000 | 209g | 198g |
カーボン素材が随所に使われているレボMGXの方がやはり軽いです。とはいえ、レボPRMが重いリールというわけではありません。
ラインナップ・ギア比
レボPRMが2000、2500、3000、4000番まであるのに対し、レボMGXスピニングは2000、2500、3000番までとなっています。
ギア比も異なり、レボPRMが6.2:1のハイギアモデルしかないのに対し、レビMGXには5.2:1のノーマルギア(ローギア)モデルが2000、2500番に用意されています。
価格
製品名 | レボPRM(価格) | レボMGX(価格) |
2000 | 28,000円 | 35,500円 |
2500 | 29,000円 | 36,000円 |
3000 | 30,000円 | 37,000円 |
当然、フラッグシップモデルとなるレボMGXの方が7,000円~ほど高価です。でも、7,000円しか違わないとも言えます。
シマノやダイワの場合、フラッグシップモデルとそれ以外のリールの間には7,000円では到底埋まらないほどの価格差がありますからね。
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