流儀流Vol.10は木村建太さんがハードベイトオンリーで旧吉野川水系をおかっぱりで攻略します。
今回の動画の見所は木村建太さん(以下キムケンさん)のフックセッティング。
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まずはジャークベイト。キムケンさんはジャークベイトはタダ巻きで使うよりもジャークして使うことが多いそうです。バスは狙いを定めて喰ってくるというよりは、ジャークしてヒラっとさせたときにドンッと当たってくることが多いため、フックサイズはできるだけ大きめ。サスペンドなのに沈んでしまったりする場合は、スプリットリングを小さくするなりして重さの調節が必要。
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次にバイブレーション。例えばブザービーターはフロントフック(#4)が大きく、リアフック(#6)が小さいセッティングになっている。遊泳姿勢は立ったような状態。キムケンさん曰く「バスは泳いでいる魚にまずアタックして遅くさせようとする」らしく、立ち姿勢で泳ぐバイブレーションの場合それがお腹辺りとなる。なので、フロントフックを大きくしてそこに掛けるイメージ。リアフックはフロントフックに掛かった後のアシスト的な意味合いが強いので小さくてもいい。
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最後にクランクベイト。クランクはバイブレーションほど前傾姿勢ではなく、早巻きしたときは一番動いているテール部分にバイトしてくることが多く、リアフックに掛かりやすい。なのでフック設定はリアが4番、フロントが6番。逆にストップ&ゴーなどのように巻いて浮かせて喰わせる場合はフロントに喰ってくることが多いので、フロント、リア共に5番にしてもいい(イヴォーク1.2の場合)。
ソフトベイトに使うフックはサイズ、形、メーカーなど色々と選んでいる人が多いと思いますが、ハードベイトの場合はそうじゃない人が多いんじゃないでしょうか。なので今回のキムケンさんのフックセッティングは一例として凄く参考になるんじゃないかなと思います。ちなみにキムケンさんがハードベイトに使用しているフックは全てリューギのピアストレブルです。イヴォーク1.2には標準装備されています。