ゴッドハンドと称されるニシネルアーワークスの西根博司さんが手掛け、シマノのバス用ルアーとしては異例の大ヒットを生んだ名作「トリプルインパクト」。廃盤となった今も愛用し続けているアングラーも少なくない人気ルアーです。
そんなトリプルインパクトが2016年、シマノバンタムブランドの復活、シマノブラックバス用ルアーの復活の狼煙を上げる第1弾ルアーとしてデビューとなります!
というわけで、今回はSHIMANO(シマノ)バンタムブランドから新発売のウェイクベイト「Bantam Triple Impact(バンタム トリプルインパクト)」を紹介します。
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シマノ バンタム「トリプルインパクト」
オリジナルトリプルインパクトを攻撃的に進化させたというバンタム版「新生トリプルインパクト」。バンタムメンバーの1人であるイヨケンこと伊豫部健さんが、悲願のバスマスターエリート昇格を決めるきっかけを作ったルアーです。
サイズは全長107mm、自重19gとサイズ的にはトリパク105に近いサイズ感となっています。
製品名 | バンタム版トリプルインパクト | トリプルインパクト105 |
全長 | 107mm | 105mm |
自重 | 19g | 17g |
オリジナルトリプルインパクトとどこが違う?
攻撃的に進化させたというバンタム版トリプルインパクト。オリジナルトリプルインパクトとどこが違うのか?見ていきましょう。
リップ
トリパク105にはハイエナリップと呼ばれウエイトボールを搭載した特徴的なリップが採用されていたのに対し、バンタム版トリプルインパクトのリップにはボールは付いておらず、またリップのサイズ自体も大きなものが採用されています(たぶん)。
ペラ&三角板
バンタム版トリプルインパクトのペラには、トリパク105よりも大きなペラが採用されています。また、ペラと干渉することで独特のサウンドを生む三角板も、トリパク105に採用されていた真鍮製よりも強度が高いステンレス製(Steel Use Stainless)かつ形状が異なる薄い三角板が採用されています。
ボディ
バンタム版トリプルインパクトは、ウネッとしたトリパクライクな形状は継承しながらも、ボディ表面は西根さんが手掛けたルアーらしい彫り込まれた模様がなくなり、ツルンとしたものになっています。これはフックがボディに引っ掛かることを抑制するためだとか、フラッシング効果がなんとかかんとか。
ウエイト&飛距離
バンタム版トリプルインパクトは、ウエイトが後方に配置され、後方重心のルアーとなっています。それによって、飛行姿勢が安定し、オリジナルトリプルインパクトよりも遠投性能が向上し、飛距離を伸ばせるルアーになっています。また浮き姿勢もトリパク105よりも尻下がりになっていると思われます。
アクション
アクションは意図的にウォブリングを強めたというウォブンロールアクション。ゆっくり巻いてもしっかりと動き、速く巻いても水面を割らずに安定して泳いでくれるルアーのようです。また、浮き姿勢が尻下がりになったことで、ロッドアクションを加えたときに、移動距離を抑えたアクションやダイブさせやすくなっているそうです。
なので、ただ巻きだけでなく、広く素早くサーチするだけでなく、ピンポイントを攻めることも可能です。
トリプルインパクトの特徴を動画で解説!
バンタム版トリプルインパクトの開発に関わり、アメリカのトーナメントで結果を残しているイヨケンさんによる解説動画です。
トリプルインパクトのカラー
新生トリプルインパクトのファーストカラーラインナップは10色。
フラッシュアユ
ゴーストワカサギ
オイカワ
ハス
マットギル
フロッグ
IPアマゴ
IPマットオチアユ
IPコットンキャンディ
IPライムチャート
このうち、フラッシュアユ、IPアマゴ、IPマットオチアユ、IPコットンキャンディ、IPライムチャートは”インサートプレート”仕様となっており、他のカラーよりもフラッシング効果が期待できます。
個人的にはフロッグ、IPコットンキャンディあたりが欲しいですね。
サイズ・種類
サイズ違いやタイプ違いなどの種類の異なるモデルが存在したオリジナルトリプルインパクト。バンタム版トリプルインパクトにもサイズ展開などが期待されますが、現時点では107mmのみのラインナップとなっています。
ただし、今後オリジナル同様に大きなサイズ、小さなサイズなどが出てくる可能性は低くないのではないかと思います。今後の動きに期待しましょう!
スペック・発売日
製品名 | トリプルインパクト |
全長 | 107mm |
自重 | 19g |
価格 | 2,200円 |
発売日は2016年4月頃を予定しているようです。
新生トリプルインパクトでエキサイティングなサーフェスゲームを、ブラックバスのみならず、ソルトでも楽しんではいかがでしょうか?