DAIWA(ダイワ)のエギング専用ブランド”エメラルダス”。そのエメラルダス名を冠したスピニングリールの頂点にして、シリーズ史上最軽量のスピニングリールとしてデビューした「EMERALDAS AIR(エメラルダス エア)」。
今回は待望のフルモデルチェンジを果たして新発売となるエギング専用スピニングリールのフラッグシップモデル「New EMERALDAS AIR(18エメラルダス エア)」を紹介します。
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18イグジストをも凌ぐダイワ エギング専用スピニングリール「18エメラルダス エア」
2015年の誕生から3年の時を経てフルモデルチェンジを果たし、デビューとなる「18エメラルダスAIR」。ダイワが2018年に新たに打ち出してきたLTコンセプト(ライト&タフコンセプト)のスピニングリールです。
そんな18エメラルダスAIRは”AIR”の名が示すように、圧倒的な軽さを手に入れたスピニングリール。
製品名 | 18エメラルダスAIR | 18イグジスト | 15エメラルダスAIR |
LT3000S-CXH(2508PE-H) | 180g | 185g | 205g |
LT3000S-CXH-DH(2508PE-H-DH) | 195g | 225g |
エメラルダス史上最軽量スピニングリールとしてデビューした15エメラルダスAIRを遙かに凌ぐだけでなく、ダイワの汎用スピニングリールのフラッグシップモデルにして、最軽量スピニングリールとなる「18イグジスト」さえも凌ぐ軽さを手に入れたスピニングリールになっているのです。
15エメラルダスAIRとは規格が違うため単純比較できないとは思いますが、15エメラルダスAIRよりもシングルハンドルモデルで25g、ダブルハンドルモデルで30gも軽量化されているのです!
この数字は18イグジストよりも軽量!驚異的な軽さです!
シャクるという動作を何度も何度も繰り返すエギングにおいて大きな武器になってくれる”軽さ”でしょう!
1万円以上も安くなった18エメラルダスAIRに何が起こったのか?
15エメラルダスAIRはもちろん、18イグジストさえも凌ぐ、AIRの名に相応しい軽さを手に入れたエギング専用スピニングリール「18エメラルダスAIR」。
それでいて、価格は15エメラルダスAIRよりも1万円以上も安くなっています。
製品名 | 18エメラルダスAIR | 15エメラルダスAIR |
LT3000S-CXH(2508PE-H) | 37,400円 | 49,600円 |
LT3000S-CXH-DH(2508PE-H-DH) | 37,400円 | 51,600円 |
安くなり、手に取りやすくなったことは非常にうれしいこと。しかし、なぜこれだけ安くなったのか?と疑問、不安に思いませんか?
答えは恐らく”グレードが下がったから”ではないでしょうか。
15エメラルダスAIRは、ダイワのスピニングリールの中でもトップクラスの人気とコスパを誇る”15ルビアス”をベースに、エギング専用スピニングリールのフラッグシップモデルに相応しい機能がプラスアルファされたリールでした。
しかし、18エメラルダスAIRのベースになれそうなLTコンセプトの次期ルビアス――18ルビアスはまだ発表されていません。もちろん、18エメラルダスAIRが次期ルビアスをベースにしている可能性はゼロではありませんが、ルビアスがイグジストの廉価モデルであることを考えると……。
では何なのか?
ボディ形状や18カルディアとスプール互換があることを考えると、18カルディアベースのハイブリッドモデルかなと思います。
ボディは18カルディアと共通のZAIONボディ、ローターは18カルディアとは異なる15イグジストなどと同じZAION製エアローター(大きさは異なる)、そしてエギングにおいて軽さと同じく重要となる心臓部――ギアには、より滑らかで耐久性に優れた”ジュラルミン製のマシンカットタフデジギヤ”を新採用しています。
製品名 | 18エメラルダスAIR | 18カルディア | 15エメラルダスAIR | 15ルビアス |
ボディ | ZAION | ZAION | ZAION | ZAION |
エアローター | ZAION | DS5 | DS5 | DS5 |
デジギヤ | マシンカットタフデジギヤ | タフデジギヤ | マシンカットデジギヤ | マシンカットデジギヤ |
LC-ABSスプール | ○ | ○ | × | × |
マグシールド(ボディ) | ○ | ○ | ○ | ○ |
マグシールド(ラインローラー) | × | × | ○ | × |
マグシールドBB | × | × | ○ | × |
ドラグシステム | ATD | ATD | ATD | ATD |
ラインローラーBB | 2? | 1 | 2 | 1 |
総BB数 | 9 | 6 | 9 | 8 |
ZAION製ローターの採用は09エメラルダス以来でしょうか。なんとなくカラーリングも09エメラルダスを彷彿とさせるようなそうでもないような(笑)
もちろん、ただのZAION製ローターではありません。ダイワの革新――ZAION製エアローターです。このZAION製エアローターの採用はエメラルダスシリーズ史上初かもしれません。
上の方ではグレードが下がったと書きましたが、こうしてスペックを見ると時は流れていて、リールは常に進化し続けていることを実感するというか、マグシールド関係では劣りますが15エメラルダスAIRよりも良さそうな気もしてきますね。
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エメラルダスEXへの布石
エギング専用スピニングリールのフラッグシップモデルを名乗るには少し物足りない気がする「18エメラルダスAIR」。
もしかしたら、次期ルビアスベースの「エメラルダスEX」を出すための布石なんじゃないか、という気がしないでもありません(笑)
そのときはぜひ17月下美人EXのようにNEWエアローターと超々ジュラルミンのドライブギアの搭載にも期待したいところです。
ラインナップ
18エメラルダスAIRのファーストラインナップは2機種。
- LT3000S-CXH
- LT3000S-CXH-DH
シングルハンドルモデルとダブルハンドルモデルが用意されているのですが、まさかのハンドル1回転93cmの”エクストラハイギア”仕様しかありません……。
スペック・発売日
品番 | ギア比 | 巻取長 | 最大ドラグ力 | 自重 | PE糸巻量 | ベアリング | ハンドル長 | 価格 |
LT3000S-CXH | 6.2 | 93cm | 10kg | 180g | 0.8号-200m | 9/1 | 55mm | 37,400円 |
LT3000S-CXH-DH | 6.2 | 93cm | 10kg | 195g | 0.8号-200m | 9/1 | 90mm | 37,400円 |
生まれ変わったダイワのエギング専用スピニングリールのフラッグシップモデル「18エメラルダスAIR」の発売日は2018年7月頃を予定しているようです。
ポーランド戦は(最後の判断を除いても)つまらない試合でしたが、ベルギー戦ではコロンビア戦、セネガル戦のようなサッカーを魅せて欲しいですね!