シマノスピニングリールのフラッグシップモデルとなる「STELLA(ステラ)」に次ぐリールとして長らく君臨してきた「TWIN POWER(ツインパワー)」。
2012年に「Vanquish(ヴァンキッシュ)」という新たなリールの登場によってその地位を奪われることとなりますが、ツインパワーの存在意義まで失ったわけではありません。
11ツインパワーから4年、09ツインパワーSWから6年――2015年、2機種同時に「15ツインパワー&15ツインパワーSW」としてフルモデルチェンジして新登場となります!
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15ツインパワー&15ツインパワーSW
ツインパワーに求められているものは、ヴァンキッシュのような巻きはじめの軽さやリーリングの軽さではなく、ステラ譲りのパワーアルミニウムボディのがっちりとした剛性と慣性を生かした巻き心地です。
そして15ツインパワーに期待されるものは、14ステラにスピニングリールとして初採用となった滑らかな巻き心地を実現するマイクロモジュールギア(MMギア)を始め、防水機構コアプロテクト、体感的な重さを軽減するGフリーボディなどの新技術の搭載です。15ツインパワーSWの場合はX-SHPは間違いないでしょうが、その他Xシールド、Xプロテクトなど。
マイクロモジュールギア
15ツインパワー最大の注目点となるのがマイクロモジュールギア(MMギア)が採用されているかどうかです。もし15ツインパワーに採用されないようであれば、もう次期ヴァンキッシュくらいしか候補がなくなってしまうからです。
しかし、残念ながら15ツインパワーには採用されませんでした。ただ新たに採用されるドライブギアは直径が10%、歯幅が50%、厚さが12%アップし、耐久性は75%も向上しています。
防水機構コアプロテクト
14ステラに搭載されたIPX4相当のコアプロテクトと同等かは不明ながら、14ステラと同様に防水機構はストッパーベアリング、ボディ、ラインローラーの3カ所に搭載。ボディ合わせ面のフラット化も実現し、防水性能を向上させるためにストッパーレバーを廃しています。
Sダイレクトギア
Sダイレクトギアは、パーツの精度を高め、ピニオンギアに弾性部品を組み込むことでハンドル回転時のガタつきを低減するそうです。14ステラに続いて15ツインパワーでも採用となり、これまで以上に滑らかな回転フィールを実現しています。
これは本当に凄い!感動モノです。14ステラや15ツインパワーを巻いた後に、他のリールを巻くと「あれ?」って思ってしまうくらい違いがある、気がします。
Gフリーボディ&その他
手元に重心を近づけることで、体感的に数字以上の軽さを実現するGフリーボディを採用。その他、14ステラに初搭載された大径ドラグノブ、新形状ラインクリップの採用に、ベール返りを抑制するベールの開き角度も拡大しています。
解説動画
ラインナップ&価格
ファーストラインナップは1000PGS~4000XGの12機種。
価格は1000(c2000)番クラスは3,000~4,000円程度、2500(C3000)番クラスは3000円程度アップ、4000番クラスは据え置きとなっているようです。