オフショアエギングのスペシャリスト”イカ先生”こと富所潤さんに続いて、ブリーデンの顔役の1人として活躍していた”ショア侍ジョー”こと湯川マサタカさんが加入し、注目度・充実度がどんどん増してきている”SHIMANO(シマノ)のエギングカテゴリー”。
今回はそんなシマノのエギングカテゴリーから、2017年フルモデルチェンジを果たして新発売となる大注目のエギングロッド「17 Sephia CI4+(17セフィアCI4+)」を紹介します。
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シマノのNEWエギングロッド「17セフィアCI4+」
驚きの軽さと使いやすさ、手を出しやすい価格と、コスパに優れたロッドとして高い評価を受けていたシマノの人気エギングロッド「13セフィアCI4+」。
あれから4年の歳月を経て、2017年待望のフルモデルチェンジを果たして新登場となるのが「17セフィアCI4+」です!
待っていた方も多いことでしょう。いや、13セフィアCI4+で満足しているため、まだ先でも良かったって方も少なくないかもしれません。
そんな期待のエギングロッド「17セフィアCI4+」、最大の注目点は”一新されたブランクス”と”NEWガイド”の搭載です。
シマノのルアーロッドは硬い――張りが強いなんてよく言われますが、生まれ変わったセフィアCI4+のブランクスは、
全身がムチのようにしなるブランクスに新設計し、手首を軽く動かすだけで簡単にジャークすることが可能に。また常に変化するラインテンションをシビアに調整することなく、オートマチック感覚で操ることができます。
鞭のようにしなる。旧モデルよりもしなやかに曲がって粘る。それでいて、ただしなやかなだけじゃなく、シマノが誇る”ハイパワーX”と”スパイラルX”による補強によって、軽く強くネジレ剛性が高く、ブランクスの性能を損なうことなく、エギングに必要な一連の動作――キャスト、シャクリ、フッキング、ファイト――を快適に行うことができるロッドになっています。
シマノオリジナルガイド「Xガイド」とカーボンモノコックグリップ
フルモデルチェンジを果たした17セフィアCI4+で最も意外で驚いたのが「Xガイド」の採用です。
なぜなら、この「Xガイド」はルアーロッドとしては、17セフィアCI4+の上位機種であり、昨年フルモデルチェンジを果たしたばかりのシマノエギングロッドのフラッグシップモデルである「16セフィア エクスチューン」にしか採用されていない代物。それなのにもうミドルクラスのロッドに採用しちゃうの?と。
そんなXガイドは、市場に出回っているメーカー製のほとんどのロッドに採用されているFuji(富士工業)製のガイドではなく、シマノオリジナルのガイドとなります。
シマノオリジナルガイド「Xガイド」はシマノが得意とする精密冷間鍛造技術が用いられたチタン製の3D一体構造フレームとなっており、小さくて軽くて更に強さも兼ね備えた期待のガイドです。
また、段差が少なく傾斜角度が考えられたXガイドは、ロッドの破損やフラストレーションが溜まる原因となるPEラインの糸絡みがしにくく、例え絡まったとしてもスルリと取れやすいガイドになっているそうです。なので、ラインスラックの使い方が重要となるエギングでも強い味方になってくれることでしょう。
ただし、17セフィアCI4+のガイド全てがXガイドになっているわけではありません。16セフィアエクスチューンのチューブラーモデルと同じく、トップガイドを含めて4つ目までがXガイドとなります。
その他はFujiのチタンフレーム+従来のSiCリングよりもスリムになった新しいガイドリング「SiC-S」を採用。
逆に採用されなかったのが「カーボンモノコックグリップ」。バスロッドでは同じミドルクラスのロッドにも採用されているので、そろそろソルトでも降りてくるかなと思ったのですが。
リールシート
17セフィアCI4+のリールシートには、16セフィアエクスチューンと同じシマノオリジナルのリールシート「パーフェクションリールシートCI4+」を新採用。
段差がなく握りやすい「パーフェクションリールシートCI4+」は、長時間使用しても痛くなりにくく疲れにくく、2フィンガー、3フィンガー、リールフットに指を掛けない4フィンガー(ノーフィンガー)など、様々な持ち方にも対応できるようです。
ただ、16セフィアエクスチューンと同じリールシートと言ってもカラーが異なり、17セフィアエクスチューンがガンメタなのに対し、17セフィアCI4+のリールシートはセフィアシリーズのテーマカラーとも言えるレッドカラーが採用されていますそして、コルク……。なぜコルク……。
17セフィアCI4+のラインナップ
生まれ変わった17セフィアCI4+のファーストラインナップは、旧モデルとは若干異なる9機種(新たにS803LとS810Mが追加となり、S809MLが削減)。
- 17セフィアCI4+ S803L
- 17セフィアCI4+ S806L
- 17セフィアCI4+ S803ML
- 17セフィアCI4+ S806ML
- 17セフィアCI4+ S803M
- 17セフィアCI4+ S806M
- 17セフィアCI4+ S810M
- 17セフィアCI4+ S906M
- 17セフィアCI4+ S806MH
エギングロッドとしてスタンダードな8フィート3インチ、8フィート6インチのレングスを有するモデルには、最もライトなL、テクニカルモデルとなるML、軽いエギから重いエギまで対応するオールラウンドなM、深場でも潮流が激しいポイントでもしっかりとエギを操作できるMHパワーまで揃っています。
また、S803LとS806LにはセフィアCI4+シリーズ初の”ソフチューブトップ”※が採用され、より繊細にエギの動きや潮流の変化、アタリを捉えることができるロッドになっているようです。
※チューブラーならではの感度と軽さを持ちながら、ソリッドティップに迫るしなやかさを備えたティップ
17セフィアCI4+のスペック・発売日
製品名 | 全長(m) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | エギ(号) | PEライン(号) | 価格(円) |
S803L | 2.51 | 2 | 128.9 | 89 | 1.6/12.1 | 1.5-3.5 | 0.3-0.8 | 38,000 |
S806L | 2.59 | 2 | 132.9 | 89 | 1.6/12.1 | 1.5-3.5 | 0.3-0.8 | 38,500 |
S803ML | 2.51 | 2 | 128.9 | 89 | 1.6/12.1 | 1.8-3.8 | 0.4-1 | 38,000 |
S806ML | 2.59 | 2 | 132.9 | 91 | 1.6/12.1 | 1.8-3.8 | 0.4-1 | 38,500 |
S803M | 2.51 | 2 | 128.9 | 91 | 1.6/12.6 | 2-4 | 0.5-1 | 38,500 |
S806M | 2.59 | 2 | 132.9 | 94 | 1.6/13.1 | 2-4 | 0.5-1 | 39,000 |
S810M | 2.69 | 2 | 137.9 | 96 | 1.6/13.1 | 2-4 | 0.5-1 | 39,500 |
S910M | 2.90 | 2 | 148.4 | 102 | 1.6/13.6 | 2-4 | 0.5-1 | 41,000 |
S806MH | 2.59 | 2 | 132.9 | 97 | 1.6/13.1 | 2.5-4.5 | 0.6-1.2 | 40,000 |
フルモデルチェンジを果たした新しいエギングロッド「17セフィアCI4+」の発売日は2017年6月頃を予定しているようです。数釣りが楽しめる秋イカシーズンはもちろん、春イカシーズン終盤戦にも間に合うかもしれませんね。
エギングロッドの新調、追加を考えている方、これからエギングを始めようと思っている方、コスパに優れた17セフィアCI4+を選んでみてはいかがでしょうか?
また、17セフィアCI4+のお供に同じセフィアCI4+の名を持つスピニングリールを検討してはいかがですか?