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琵琶湖でブラックバスを釣ると滋賀県が段位認定!外来魚釣り上げ名人事業

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特定外来生物に指定されて以降、国内では逆風に晒され続けているブラックバス(&ブルーギル)。バスフィッシングの魅力にとりつかれているアングラーとしては苦しい時代です。

今回はそんな逆風の中生きるブラックバスとブルーギルを対象にした、滋賀県が実施する新しい取り組み「外来魚釣り上げ名人事業」について紹介します。

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琵琶湖でブラックバスを釣って段位進呈!?外来魚釣り上げ名人事業

世界記録のブラックバスを生んだ世界一の湖――琵琶湖を有する滋賀県が、2016年新たな取り組みとしてぶち上げた企画「外来魚釣り上げ名人事業」

これは琵琶湖に生息する外来魚(※対象はブラックバスとブルーギル)を多く釣り上げた個人または団体・チームに、年度ごとに初段から名人までの10階級の段位を認定するという企画です。

参加者が競うのは、釣り上げたブラックバスの数や長さではなく、トーナメントと同じようにウエイト(重量)です。しかも、親切にウエイトを計るためのバネばかりの貸し出しまであります。

個人の場合は、年間30kg釣り上げれば初段に認定され、30kgごとに段位が上がっていき、最終的に300kgを超えると名人に認定されます。そして、3年連続名人に認定されると殿堂入りとなります。

団体の場合は50kgずつで、名人になるためには500kg以上釣り上げる必要があります。ただ、団体の構成人数に制限はないので、個人よりもハードルは低いですね。

また期間終了後には階級に応じた認定証がもらえるそうです。

段位 個人 団体
初段 30~60kg 50~100kg
二段 61~90kg 101~150kg
三段 91~120kg 151~200kg
四段 121~150kg 201~250kg
五段 151~180kg 251~300kg
六段 181~210kg 301~350kg
七段 211~240kg 351~400kg
八段 241~270kg 401~450kg
九段 271~300kg 451~500kg
名人 301kg~ 500kg~

 
行政からの嫌われものであるはずのブラックバスを釣り上げて、県認定の段位(認定証)がもらえるなんて、面白い企画だなーと、共生の道を模索し始めたのかなと少し心が躍りました。

しかし、記事を読んでみると……いや、そもそも「外来魚釣り上げ名人事業」なんて名前からして、バスアングラーが喜ぶ企画なわけがなく。やっぱりブラックバスは嫌われものでした。

滋賀県は5月から、琵琶湖の外来魚を駆除する取り組みの一環として、年間で釣り上げた重さに応じて「名人」など階級を認定する「外来魚釣り上げ名人事業」を始める。個人の部は子どもも参加でき、多くの人に挑戦を呼び掛けている。
 
琵琶湖の外来魚は減少傾向にあるが、13年の推定生息量は916トン。県は駆除を目的にした釣り大会などを催してきたが、単発のイベントになりがちで、「継続的な活動を応援できる取り組みを」と発案した。
引用:外来魚釣り、名人認定 滋賀県、駆除促進へ段位 : 京都新聞

つまり、外来魚釣り上げ名人事業とは、ブラックバスとブルーギルを継続して駆除していくための新しい企画なわけです。

琵琶湖でブラックバスを釣ると滋賀県が段位進呈!外来魚釣り上げ名人事業_002
面白くない。全然面白くない。記事を読み終わった後、こんな顔(表情)になったね。
 
 
blackbass_meijin_004
その後、「なんじゃそりゃ!」って、こんな動きしちゃったよね。やだやだ。

外来魚釣り上げ名人事業の実施期間

実施期間:2016年5月1日~2016年12月31日まで(翌2017年からは3月31日まで実施する予定)

外来魚釣り上げ名人事業の実施について/滋賀県

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