今回はSHIMANO(シマノ)が”シーバスゲームの新しい革命を起こす”、”次世代シーバスロッド”と豪語する最新シーバスロッドにして、シーバスロッドの最高峰モデルとなる「EXSENCE INFINITY(エクスセンス インフィニティ)」を紹介します。
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シマノ本気のシーバスロッド「エクスセンス インフィニティ」は軽くて強い!
シマノのシーバス専用ブランドとなる「エクスセンス」の名が与えられ、唯一シーバスロッドと明言されてきたフラッグシップモデル「エクスセンス」。
誕生から8年、2014年のフルモデルチェンジから3年、∞(無限)の名が与えられた無限の可能性を秘めた新たなエクスセンス――「エクスセンス インフィニティ」が2017年デビューとなります!
シマノが次世代シーバスロッドと呼ぶ期待のロッド「エクスセンス インフィニティ」に求められたのは、”軽さ”と”強さ”という相反する性能の両立。
これまでシマノでは、エギングロッドのセフィアやライトゲーム用ロッドのソアレシリーズなど、非常に軽量なソルトルアーゲーム用ロッドがリリースされてきた一方、シーバスロッドの「エクスセンス」の重さは特筆する、驚愕するほどではありませんでした。
しかし、軽さと強さの両立を命題に挑んだ「エクスセンス インフィニティ」の重さ(自重)には、その数字にはシマノの本気が表出。
製品名 | S900ML/RF | S906ML/RF | S906M/RF |
自重 | 122g | 128g | 132g |
エクスセンス インフィニティの驚異的な軽さは、シマノシーバスロッド史上最軽量となる数字というだけでなく、
製品名 | エクスセンス インフィニティ S90ML/RF | エクスセンス S900ML/RS |
自重 | 122g | 145g |
製品名 | エクスセンス インフィニティ S906M/RF | NEWエクスセンス S906M/RF |
自重 | 132g | 150g |
ダイワのシーバスロッドのフラッグシップモデルにして、モアザン史上最軽量となった「モアザン エキスパート AGS」にも肉薄する数字です!
もはや、軽さという武器はモアザン エキスパート AGSだけのものではありません。
スパイラルXコアがもたらした軽さと強さ
モアザン エキスパート AGSにも負けないほどの軽さを手に入れた「エクスセンス インフィニティ」。もちろん、ただ軽いだけのロッドではありません。
シマノがこれまで培ってきた最新の技術と経験の結晶は、軽量化と同時に手に取るアングラーが安心して一連の動作を行えるように、ビッグフィッシュと戦えるように強度も追求。
エクスセンス インフィニティは新たに”東レのナノアロイテクノロジー”などの高強度材採用のカーボンテープを使用した新しいスパイラルX「スパイラルXコア」を、シマノのルアーロッドとして初めて採用。
高強度カーボンをメインに採用したブランクスに、従来のスパイラルXよりもネジリ強度が最大約10%、つぶれ強度が最大約15%もアップしたという”スパイラルXコア”に”ハイパワーX”などを採用することによって、軽い=弱いという常識をぶち壊す強度を実現。
それでは、軽さと強度を両立し、更にワンピースに迫る曲がりをも実現したというエクスセンス インフィニティの強度テストを見てみましょう。
バキッとブランクスが四方八方に飛び散る様を想像し、身構えていたら……
折れないのかよ!って(笑)
シマノ曰く「従来の一般的なシーバスロッドの強度を遙かに凌駕する」という強度を備えたエクスセンス インフィニティ――無心で振れそうですね!
NEWカーボンモノコックグリップ
シマノのルアーロッドでは当たり前となりながら、エクスセンスとはほぼ無縁※だった軽量・高感度に寄与する「カーボンモノコックグリップ」。
軽さを追求したエクスセンス インフィニティにて、遂に採用です!しかも、ただのカーボンモノコックグリップではありません。
次世代シーバスロッドのエクスセンス インフィニティのために設計された新しいカーボン一体成型リアグリップ「NEWカーボンモノコックグリップ」なのです!
NEWカーボンモノコックグリップは従来の丸い形状ではなく、NEWエクスセンスのリアグリップを少し彷彿とさせるような上面がフラットになった新形状を採用(下面はややV字形状)。
そんな新形状のNEWカーボンモノコックグリップは、軽さと感度に寄与するだけでなく、キャスト時やファイト時などに安定感をもたらしてくれるそうです。脇に挟んだときに違和感あるんじゃないのかな?と思いましたが、そんな心配は無用なようですね。
※2016年に新発売となったNEWエクスセンス「S1010-1110M/RF-T ファイティングアブソーバー」にカーボンモノコックグリップっぽいものが採用されているのみ
アクティブフェルール&セットポジション
ただ軽いだけじゃなく、ただ強いだけじゃなく、曲がりにも拘ったシーバスロッド「エクスセンス インフィニティ」。
継ぎは”アクティブフェルール(印籠継ぎ)”を採用し、2ピースロッドながら1ピースロッドに迫る違和感のない美しい曲がりを実現しているそうです。
また、ジョイント部には”ジョイントマーク(セットポジション?)”が付けられており、いちいちバット側とティップ側のガイドの位置を確認せずとも、ジョイントマークを合わせるだけで、誰でも簡単に真っ直ぐロッドを継ぐことが可能です。
特にガイドの位置を確認するのが難しくなるナイトゲームでは強い味方になってくれることでしょう。
ラインナップ
エクスセンス インフィニティのファーストラインナップは全てに専用設計が用いられた厳選された4機種(スピニングロッド3機種、ベイトキャスティングロッド1機種)。
- エクスセンス インフィニティ S900ML/RF
- エクスセンス インフィニティ S906ML/RF
- エクスセンス インフィニティ S906M/RF
- エクスセンス インフィニティ B806ML/R
エクスセンス インフィニティ「S900ML/RF」と「S906ML/RF」のミディアムライトパワーが与えられた2機種は、これまでのMLパワーのエクスセンスよりも適合ルアーの範囲が広がっており、9~12cmクラスのミノー、シンペン、1ozクラスのバイブレーションなどのシーバスゲームでよく使われるルアーに幅広く対応できるモデル。
レングスの短い「S900ML/RF」がハイプレッシャーな激戦区にオススメらしいテクニカルモデル。9フィート6インチの「S906ML/RF」はフィールド、ルアーを選ばないスタンダードモデル。
エクスセンス インフィニティシリーズ唯一ミディアムパワーが与えられた「S906M/RF」は、S900ML/RFとS906ML/RFよりも重量のあるルアーを得意とし、ランカーシーバスどんとこいなパワーを備えたモデル。それでいて遠投した先でもルアーの動き、潮流の変化を捉えることができる感度、繊細さも備えたモデルのようです。
エクスセンス インフィニティのスペック・発売日
品番 | 全長(m) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | ルアー(g) | PEライン(号) | 価格(円) |
S900ML/RF | 2.74 | 2 | 140.7 | 122 | 1.4/14.5 | 5-32 | 0.5-1.2 | 74,000 |
S906ML/RF | 2.90 | 2 | 148.7 | 128 | 1.4/14.5 | 5-32 | 0.5-1.2 | 75,000 |
S906M/RF | 2.90 | 2 | 148.7 | 132 | 1.5/14.5 | 6-38 | 0.6-1.5 | 76,000 |
B806M/R | 2.59 | 2 | 133.2 | 不明 | 1.6/14.5 | 6-38 | 0.8-2.5 | 74,000 |
シマノ本気のシーバスロッド「エクスセンス インフィニティ」の発売日は、スピニングロッド3機種「S900ML/RF、S906ML/RF、S906M/RF」が2017年9月頃を予定。唯一のベイトロッドとなる「B806M/R」のみ2017年10月頃を予定しているようです。
本気でシーバスフィッシングを始めようと思っている方、シーバスロッドの新調、レベルアップを考えている方、新しい相棒として「エクスセンス インフィニティ」を検討してみてはいかがでしょうか?