日本全国のお店の商品をどこからでも見ることができ、在庫のあるなしも一目で確認。欲しい商品が見つかればワンクリックで購入可能。そして翌日には注文した荷物が届く、なんていう非常に便利な世の中になりました。
持ち前の滑舌の悪さから電話口で何度も名前や住所を言い直すという経験を豊富に持つ私もとても助かっています。
しかし、便利な一方で個人情報やクレジットカード情報が流出するなどの危険も潜んでいます。
今回は近年急増している本物そっくりな偽サイトを見分けるためのポイントを紹介します。
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偽サイトを見分けるための6つのポイント
偽サイトの多くは実在する有名ショップのサイトデザインをパ○って使用しています。そのため、パッと見ただけでは偽サイトだとはわかりにくくなっています。
なので、欲しい商品があったからといっていきなり飛びつくのではなく、まずは冷静に以下のポイントをチェックしながら本物なのか偽物なのかを判断してみてください。
1. 価格
実在するショップと酷似したサイトデザインであることと共に騙されてしまう大きな原因の1つであり、偽サイトを見破るためのポイントにもなるのが価格です。
偽サイトでは本物のショップよりも圧倒的に安い価格を表示していることが多く、探していたあの商品がこんなに安いの!?急いで買わなくちゃ!なんて感じで買うと騙されてしまいます。
事実、私もあまりの安さについついカートに入れてしまったことがあります。まー安いといっても指定の商品が届くことはないので結果的には高くついてしまうんですが。
なので、あまりに安すぎる価格が表示されている場合は安易に飛びつかないように注意しましょう。
2. URLを確認する
サイトのURLを確認してみましょう。URLというのはブラウザのアドレスバーに表示されている英数記号の羅列です。
例えば、Googleなら「http://www.google.co.jp」、Yahoo!JAPANなら「http://www.yahoo.co.jp/」、釣り具のポイントなら「http://www.point-i.jp/」。
こういったサイトのURLをウイルスバスターで知られるトレンドマイクロやノートンセキュリティで知られるノートンが無料で提供する、サイトの危険性をチェックできるオンラインツールで確認してみましょう。
「Trend Micro Site Safety Center」
この Web サイトは安全? | Web サイトのセキュリティ | ノートン セーフウェブ
トレンドマイクロサイトセーフティセンターの場合はこんな風に結果が表示されます。
またサイト名やサイトのURLを検索してみることも1つの手です。もしかしたら既に偽サイトであるという情報がネット上に出回っているかもしれません。
ただ、残念ながらこの方法では全ての偽サイトを見破ることはできません。新しく作られたばかりのサイトなどではチェックをすり抜けてしまうと思いますので、このチェック方法をクリアしたからといって安全とするのは危険です。
それでも、全てはチェックできなくとも既存の偽サイトであれば判別できることがありますので一応確認してみましょう。
3. 会社概要・特定商取引法に関する表示
会社概要や特定商取引法に関する表示などをチェックし、通販サイトを運営している会社、責任者、住所、電話番号、メールアドレスなどが記載されているか確認しましょう。
記載されている場合は、例えばメールアドレスなら「……@yahoo.co.jp」のようなフリーメールではないか、独自ドメインでも「@abcdefg」のように途切れていないか、電話番号があれば実際にかけてみて実在するかどうかを確認すると良いでしょう。
また責任者の名前や住所を検索すると別の会社の責任者であったり、住所であったりを無断で使用している場合や、実在する本物のサイトが見つかることがあります。
4. 支払い方法
多くの通販サイトでは支払い方法としてクレジットカード、銀行振り込み、代引きあたりが選べると思います。コンビニ払いが選択できるところもあるでしょう。
しかし、偽サイトでは銀行振り込み(先払い)しか選べないことが多いです。また振込口座が会社名義ではなく、個人名義である場合は注意しましょう。
ただ、クレジットカード情報を狙ったサイトもあるようですので、例えクレジットカードも支払い方法で選べるようになっていたとしても安心はできません。
他のポイントも含めてチェックしてください。
5. SSL サーバ証明書
SSL サーバ証明書が導入されているか確認しましょう!導入されている場合は購入画面まで進めばブラウザのアドレスバーに「https」と「鍵マーク」が表示されます。
SSLサーバ証明書とは――
サイトの運営組織が実在し、ドメイン名の使用権があることを、サイバートラストが信頼される第三者機関として証明します。 WebブラウザとWebサーバ間で暗号化通信を行い、個人情報、クレジットカード番号などが第三者に盗み見られないようにします。
引用:https://www.cybertrust.ne.jp/ssl/beginner/ssl1.html
6. 不自然な日本語
偽サイトではなかなかエキセントリックな日本語や普通日本では使わない中国語の簡体字のフォントが使われていることがあります。こういう場合は要注意です!
まとめ
偽サイトの手口はどんどん巧妙になってきています。ここに書いた見分け方をクリアしたサイトが登場してくるかもしれません。もう既に登場している可能性だってあります。
注意してもしすぎることはありません。何かを購入する際は十分に注意して信頼できるサイトで購入しましょう!