2013年8月30日~9月1日まで福島県の桧原湖で開催予定のJB TOP50 第4戦 エバーグリーンCUP。台風の接近で明日以降の開催が危ぶまれる中、初日が行われました。
大混戦となった初日
56人が参加してリミットメイクできなかったのは僅か2人。リミットメイク率96.4%、そして1位から33位までの差が1kg以内という大混戦。それでも順位は付きます。たった10gの差が明暗を分けることになるかもしれない第4戦。
団子状態の中でトップに立ったのは――
O.S.P i-Waverの生みの親で、2011年エリート5出場権を僅か5ポイント差で逃した”五十嵐誠”プロ。昨年の桧原湖戦でも最後まで優勝争いを演じた男が初日3980gでトップに立ちました。
2位~7位
2位は関和学プロ。こちらも昨年の桧原湖戦で優勝争いを演じた1人。初日3945gとトップの五十嵐プロとの差は僅か35gでした。
3位は阪本浩隆プロ。第3戦までの年間ランキングでは53位ながら、昨年の桧原湖戦では9位と好成績を残しています。一矢報いることができるか!?
4位は山村道祐プロ。
5位は大塚茂プロ。
6位に北大祐プロ。第3戦 霞ヶ浦・北浦戦で念願のJB TOP50シリーズ初優勝を果たし、第3戦までの年間ランキングでトップに立つ男は第4戦も好調です。
7位に山木一人プロ。
11位~20位
11位に沢村幸弘プロ。第2戦遠賀川では圧倒的なウエイトを叩き出し、他を寄せ付けない試合ぶりを見せた沢村プロ。年間ランキングも7位。虎視眈々と優勝を狙います。
14位に昨年の桧原湖戦を制した茂手木祥吾プロ。連覇なるか!?
16位に篠塚亮プロ。ここまで優勝こそないものの安定した成績で年間ランキング4位。
17位に一昨年度のJB TOP50シリーズ覇者で昨年度年間ランキング2位の福島健プロ。ここまで調子の上がらない中で大崩れせずに踏ん張っている印象です。
18位にジャパンスーパーバスクラシック覇者の青木大介プロ。
20位に昨年度年間ランキング4位の馬淵利治プロ。第1戦で4位と好スタートを切りながら第2戦43位、第3戦39位と屈辱に塗れた馬淵プロ。果たして第4戦は予選突破なるか!?
24位~29位
24位に市村直之プロ。ここまでの年間ランキング2位。年間ランキングトップの北大祐プロは初日6位。年間優勝を狙うためにはここが踏ん張りどころです。
26位に野村俊介プロ。昨年度年間ランキング3位、エリート5覇者が3戦連続の予選落ち(第3戦目は決勝はありませんでしたが、あれば予選落ちでした)。年間ランキングも46位に沈んでいます。
28位にダークホース薮田和幸プロ。JB TOP50シリーズ初参戦ながらここまでの年間ランキングは17位と奮闘しています。
29位に今江克隆プロ。第3戦まで全て初日以降は失速するというのがパターン化していますので……どうでしょうか。そろそろこの負のスパイラルから抜け出したいところでしょう。
40位~47位
40位に川口直人プロ。第2戦2位、第3戦6位で年間ランキングも6位と好調をキープしていた川口プロですが、ここにきて40位と出遅れました。
42位に澳原潤プロ。第1戦でJB TOP50シリーズ初優勝を飾り年間ランキング5位ながら、42位と出遅れる結果に。
43位にSHINGOプロ。こちらも年間ランキング3位ながら大きく出遅れました。
46位に片岡壮士プロ。年間ランキング11位とジャッカル勢で最もいい位置に付けていた片岡プロもここで失速か?
47位に昨年度のJB TOP50シリーズ王者でバサーオールスタークラシック覇者の小森嗣彦プロ。今シーズン調子の上がらない中で踏ん張っていましたが……。
明日以降の展望
鍵を握るのはやはり台風です。ウエイト差もほとんどない大混戦。大雨・強風で状況が一変する可能性は十分。第4戦を含めて残り2戦。シリーズチャンピオンの行方を左右する大事な試合。選手の安全を第一に考えつつ、なんとか各選手が全力を出して戦える試合となることを願っています。