スピニングリール

18イグジストに死角なし!?選ばない理由がないダイワ60年の技術の結晶

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今回は60周年という記念すべき年にフルモデルチェンジを果たし、劇的進化を遂げて新発売となるDAIWA(ダイワ)汎用スピニングリールのフラッグシップモデル「18 EXIST(18イグジスト)」を紹介します。

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ダイワ2018年最新スピニングリール「18イグジスト」

2005年に誕生し、幾つかの派生モデルを生み出しながら、10年以上の年月を経た今も色褪せない魅力を放ち、アングラーを魅了している「初代イグジスト(05イグジスト)」

名機「05イグジスト」の後継機として、7年という歳月を経て新たにZAION製ボディ&エアローター、そして全てのリールが過去になる”マグシールド”などによって生まれ変わった「12イグジスト」。05イグジスト、12イグジストからの路線変更を予感させるような全く異なる装いで登場した「15イグジスト」

18イグジストに死角なし!?選ばない理由がないダイワ60年の技術の結晶_011

そして2018年、ボディ、エアローター、スプール、ラインローラー、ギア、ハンドルなど多くのパーツを一新し、劇的進化を遂げ、60周年という節目の年に相応しいスピニングリールとして登場するのが、ダイワ汎用スピニングリールのフラッグシップモデル「18イグジスト」です。

エアメタルのモノコックボディ!


ダイワ汎用スピニングリールの頂点に位置するリールとして、17セオリーなど2017年生まれの新型スピニングリール達が登場するまで、他のリール達の追随を許さない圧倒的な軽さ――リール自体の軽さはもちろん、ハンドルを回し始めたときの軽さ、リーリングしているときの軽さなど――を誇ってきたイグジスト。

18イグジストはこれまでのイグジストがそうであったように、これまでのイグジストを超えることはもちろん、他のリールを寄せ付けない、遙かに凌駕する圧倒的な軽さを手に入れたスピニングリールになっています。

製品名 18イグジスト 15イグジスト 17セオリー
1000(1003) 150 165 155
2000(2003C) 155 170
2500(2506) 180 195 185

そして更に、ダイワが2018年(2017年)新たに打ち出してきたLTコンセプト(軽量&タフコンセプト)の中核を担うスピニングリールとなる「18イグジスト」は、これまでのイグジストには欠けていたかもしれない要素――ある意味イグジストの弱点とも言えたかもしれない「タフさ」をも手に入れたスピニングリールになっています。


そう、18イグジストには16セルテートのHD(ヘビーデューティー)モデルとなる大型番手だけに採用された”モノコックボディ”が新採用となっているのです!

モノコックボディとは、ボディとボディカバーで構成する従来の構造を廃止し、ボディ単体にギヤーを埋め込む新構造。それにより、強度と気密性を同時に高めることに成功した。完全非対称にデザインされたまったく新しい形状は、リール構造の常識を打ち破る、新時代の到来を予感させる。

引用:DAIWA


LTコンセプトの18イグジストのモノコックボディは、12イグジスト、15イグジストと2代に渡って採用されてきたマグネシウムに匹敵するというダイワが誇る高密度カーボン素材「ZAION(ザイオン)」ではなく、エアメタル(マグネシウム合金)を採用した金属ボディとなっています。

もしかしたらこのことを受けて「ザイオンがマグネシウムに匹敵すると言いながら、本当はエアメタル(マグネシウム合金)の方が強かったんじゃないか?」と思った方もいるかもしれません。

しかし、そうではありません。

フィッシングショーでダイワスタッフに伺ったところ、18イグジストがザイオンではなくエアメタル(マグネシウム合金)を採用したのは「エアメタルの方が加工しやすいから。腐食を防ぐためのコーティング?を施したり、手間やコストは掛かるけれど」とのことでした。

つまり、ザイオンを採用しなかったのは技術的なことであり、将来的に技術が追いつけばザイオン製モノコックボディが登場する可能性もある、かもしれないそうです。

マシンカットタフデジギヤ


LTコンセプトの18イグジストがタフになったのはボディだけではありません。

18イグジストはモノコックボディの新採用によって、従来のボディよりも広いスペースを使うことが出来るようになり、極限まで大口径化した超々ジュラルミン製の新型ドライブギア――マシンカットデジギヤから更に進化した「マシンカットタフデジギヤ」が採用されています。


画像左側が従来のイグジストに採用されていたドライブギア。右側が18イグジストに採用されているドライブギア。


明らかに大きくなり、厚さも増していたように見えました。

そんな大口径化された新しいマシンカットタフデジギヤと、ギアを包み込む強靱なモノコックボディえを採用した18イグジストは、16セルテートをも凌ぐ強さ(と言っていたような気がします)を備え、負荷が掛かった状態でも軽く巻き上げることができるそうです。

これまでイグジストを使うのはちょっと怖いなと思うような釣り――リールに強い負荷が掛かるような釣り、酷使するような釣りにも、18イグジストは安心して使うことができるリールになっている、かもしれません。

大径化された新型ドラグノブと快適すぎるラインストッパー!


LTコンセプトの18イグジストはスプールサイズが従来よりもコンパクトになっているのですが、ドラグノブは逆に大きくなっています。これまでドラグノブが小さくて摘まみにくいな、操作しにくいなと思っていたアングラーにとってはうれしい変更点かもしれません。


スプールに搭載されているラインストッパーも新しい「新形状パーフェクトラインストッパー」が採用されています。

この新型ラインストッパーは18イグジストだけでなく、18フリームスや18カルディアのスプールにも採用されているのですが、むちゃくちゃ使いやすいです!今までのラインストッパーは何だったのか?と言いたくなるくらい使いやすいです。

細いラインも太いラインも手間取ることなく、簡単に上からパチッと止めることができ、”全てのラインストッパーが過去になる”ってこういうことだったんだなと思うくらい感動しました(笑)

また、この新型ラインストッパーは壊れてしまっても、スプールごとではなく、ラインストッパーだけを交換することができます!お財布にも優しいんです!まさにパーフェクトラインストッパー!

18ステラ同様に賛否分かれそうな18イグジスト

軽さに加えてタフさも手に入れた18イグジスト。価格が問題にならなければ選ばない理由がないくらいに思えるスピニングリール。

しかし、そんな言うことなしに思える18イグジストですが、確実にアングラーの賛否が分かれそうな要素が1つあります。

リールのカラーリングです。


デザインはダイワの開発陣が飽きのこないシンプルなデザインと称するように、ボディに少し癖があるものの、05イグジストを彷彿とさせるような15ルビアスっぽさもあるようなないようなシンプルなデザイン。

しかしカラーは、大きくイメージチェンジをした15イグジストから、再びガラリと変えたシルバーを基調とした原点回帰っぽくも感じるシルバーのボディ&スプールに、ガンメタ?のローターっぽく見えます。まさかのツートンっぽいカラーリングのように見えます……。

18ステラも割と賛否分かれるカラーリングでしたけど、ツートンカラーなら18イグジストも好き嫌い分かれるかもしれません。

特に歴代イグジストの中でもブラック×ゴールドの15イグジストに惹かれたアングラーは……。

フィッシングショーで実際に「18イグジスト」に見て触れてきました。画像で見たときはローターのカラーの主張が強くて、ボディカラーと合ってない、アンバランスなんじゃないか?と思っていたのですが、実物は全然悪くなかったです。しかし、自分が撮影した写真を見ると、「……あれ?」となってしまう不思議(笑)

18イグジストのスペック・発売日

品番 ギア比 巻取長(cm) 自重(g) 最大ドラグ力(kg) ライン(lb-m) PEライン(号-m) ハンドル長(mm) ベアリング 価格(円)
FC LT1000S-P 4.9 61 150 5 2.5-100 0.2-210 35 12/1 67,000
FC LT2000S-P 4.9 64 155 5 2.5-200 0.4-200 40 12/1 67,500
FC LT2000S-H 5.8 76 155 5 2.5-200 0.4-200 45 12/1 67,500
FC LT2500S-C 5.1 72 160 5 4-150 0.6-200 45 12/1 68,000
FC LT2500S-CXH 6.2 87 160 5 4-150 0.6-200 50 12/1 68,000
LT2500 5.2 73 180 10 4-230 0.8-200 50 12/1 68,000
LT2500-XH 6.2 87 180 10 4-230 0.8-200 55 12/1 69,000
LT3000S-C 5.2 77 185 10 4-230 0.8-200 50 12/1 69,000
LT3000S-CXH 6.2 93 185 10 4-230 0.8-200 55 12/1 70,000
LT3000-CH 5.7 85 185 10 10-120 1-200 55 12/1 70,000
LLT3000-XH 6.2 93 195 10 10-120 1-200 60 12/1 71,000
LT4000-C 5.2 82 205 10 10-190 1.5-200 55 12/1 72,000
LT4000-CXH 6.2 99 205 10 10-190 1.5-200 60 12/1 72,000

フルモデルチェンジを果たしたダイワ汎用スピニングリールのフラッグシップモデル「18イグジスト」スペックは現時点では不明です。2018年1月11日に情報が追加されるようですので、判明次第追記したいと思います。

気になる18イグジストの発売日はLT2500、LT2500-XHを除く11機種が2018年3月頃を予定。LT2500、LT2500-XHのみ2018年5月頃を予定しているようです。

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