ベイトリール

18バンタムMGL(リール)の巻き心地はカルコンに匹敵!?ロープロ最強リール爆誕

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18バンタムMGL(リール)の巻き心地はカルコンに匹敵!?ロープロ最強リール爆誕_01

イヨケンこと伊豫部健さん、山木一人さん、ロボ奥田こと奥田学さんらをメンバーに迎え、”10年先、20年先でも使い続けられるものを”という信念を抱き、2016年に復活したシマノ”新生バンタム”

今回はそんなバンタムの名を与えられた期待のベイトリール――シマノ2018年最新ベイトリール「Bantam MGL(18バンタムMGL)」を紹介します。

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シマノ2018年最新ベイトリール「18バンタムMGL」


シマノオリジナルのベイトリールとして生まれ、アメリカのフィッシングショーで大きな反響を呼んだという「バンタム」

それから40年近い年月を経て、伝説のバンタムの名を受け継ぎ、最新の技術を身に纏った新たなバンタムとしてデビューを果たすのが「18バンタムMGL」です。


”バンタム”という受け継いだ名前だけでなく、18バンタムMGLの少し角張って見える無骨なデザインと身に纏うシルバーカラーもかつてのバンタムリールを彷彿とさせる、ようなそうでもないような……ロボコップのようにも見えるような(笑)

一体成形コアソリッドボディ採用の18バンタムMGLの巻き心地はカルコンに匹敵!?


日本だけでなく、バスフィッシングの本場アメリカでも使える世界標準を標榜する新生バンタムのロッド達。

そんな新生バンタムのロッド達と同じように、バンタムの名を与えられたベイトリール「18バンタムMGL」もまた世界標準――バスフィッシングの本場アメリカの過酷なトーナメントに挑むアングラー、世界記録のブラックバスに挑むアングラーらをサポートできるリールです。


ボディは高強度アルミを一体成形した繋ぎ目のない美しくて強い「コアソリッドボディ」(画像は剛性感を感じさせる18バンタムMGLのフレーム)。

ギアはアンタレスやカルカッタコンクストと同じく高強度真鍮製の「マイクロモジュールギア」

そして、そんなロープロ系リールとは思えない圧倒的な剛性を備えた「18バンタムMGL」の巻き心地は、ロープロ系リールでありながら、巻き心地に定評のあるアルミ削り出しの丸型リール「カルカッタコンクエスト」に匹敵するレベル、なんだそうです。

村田基さん曰く「ヌルヌル」

負荷の掛かるルアーや負荷の掛かる釣り方でもガンガン使え、撃つ釣りにも巻く釣りにも使いたくなるリールです。

それでいて、「18バンタムMGL」はカルカッタコンクエストのような丸型リールよりも圧倒的に軽く

製品名 18バンタムMGL 14カルカッタコンクエスト100/101 16メタニウムMGL
自重 215g 215g 175g

……はない。軽くはありません。手にしっかりとした重さを感じさせるリールです。

しかし、18バンタムMGLはその重さとは裏腹に、かなりコンパクトなリールになっており、手の小さな人でもガッツリとパーミングできる、パーミングしやすいリールになっています。

ギア比

18バンタムMGLのラインナップ(ギア比)は現行シマノのベイトリールの中で最も多彩。

左右各モデルにPG(パワーギア)ノーマルギアHG(ハイギア)XG(エクストラハイギア)が揃っており、

品番 ギア比 最大巻上長
18バンタムMGL PG 5.5 59cm
18バンタムMGL 6.2 66cm
18バンタムMGL HG 7.1 76cm
18バンタムMGL XG 8.1 86cm

高い汎用性を備え、幅広いシーンでアングラーを強力にサポートするというバンタムロッド達と同じように、色んな釣り方やターゲットに対応できるベイトリールになりそうです。

NEW SVSインフィニティ

現在、シマノノベイトキャスティングリールに存在する3つのブレーキシステム――シマノのベイトリール代名詞とも言えるブレーキシステム「遠心力ブレーキ(SVS)」、ブレーキ力をマイコンで自動制御するブレーキシステム「デジタルコントロールブレーキ(DCブレーキ)」、そして軽量ルアーをより快適に扱うために生まれた「フィネスチューンブレーキシステム(FTB)」


バンタムの名を受け継ぎしリール「18バンタムMGL」に搭載されたブレーキシステムはもちろん、「NEW SVSインフィニティ」――次世代遠心力ブレーキです。

かつてのSVSとは異なり、NEW SVSインフィニティはサイドプレートを外さずとも外部ダイヤルだけでも幅広いブレーキ力の調整が可能となっており、内部ブレーキシューのON/OFFと組み合わせることによって、より細かな調整が可能になっています。

基本的には内部ブレーキシューを全てON(4個ON)の状態にしておければ、外部ダイヤルの調整である程度対応でき、内部ブレーキシューを調整する必要はないそうです。

ただし、18バンタムMGLはこれまでのNEW SVSインフィニティ搭載のロープロリールとは少し勝手が違うリールになっています。

基本的にロープロリールのNEW SVSインフィニティは、サイドプレート下部に設置された外部ダイヤルでブレーキ力の調整をするようになっていると思います。

しかし、パーツ点数を削減し、(パーミングカップ側の)サイドプレートを排した18バンタムMGLは、スプールの軸受の役割も果たすというアルミ削り出しのダイヤルケースに取り付けられたダイヤルでブレーキ力を調整するようになっています(ここはダイワのリールっぽいですね笑)。

また、アルミ削り出しのダイヤルケースは取り外し、取り付け方法もこれまでのサイドプレートとは異なります。


18バンタムMGLのダイヤルケースを取り外すときは、赤丸で囲った部分を


画像のように時計回りに90度回転させ、パカっと外してやります。取り付けるときはダイヤルケースをフレームに”押し込んでやって”、取り外すときとは逆に反時計回りに90度回転させます。

このとき大事なのはしっかりとフレームにはめ込んでやることです。


18バンタムMGLのダイヤルケースは、フリップオープンタイプのものとは異なり、リールから完全に外れるため、簡単にポロッと落ちないよう、外れないような工夫が施されています。そのため、取り付ける際にもギュッと押し込んでやる必要があるのです。

フィッシングショーに展示されていた18バンタムMGLの中にも、来場者がダイヤルケースを取り外したはいいものの、ちゃんと取り付けられていないものがありましたからね。

取り付ける際には注意しましょう!

MGLスプール


18バンタムMGLはリール名からもわかるように、スプールに2016年に初登場となった新しいマグナムライトスプール「NEW MGLスプール」が採用されています。

MGLスプールはスプール胴径だけでなく、スプールの側面にもブランキングを施し、従来のマグナムライトスプールよりも軽い力で立ち上がり、約20%もの飛距離アップを実現したというスプール。

実際にフィッシングショーのシマノブースでMGLスプールを回転――フィッシングショー2016のシマノブースにはこの新しいMGLスプールと従来のマグナムライトスプールを比較することができるキットが置いてあり、両スプールを回してみたところ、新しいMGLスプールの方が明らかに軽い力で回りました。

そんな「MGLスプール」と定評のある遠心ブレーキ「NEW SVSインフィニティ」を備えた18バンタムMGLは、巻き心地だけでなく、キャスト面でも満足することができるのではないでしょうか。

スプール径はメタニウムMGLなどと同じ大きすぎず小さすぎない「34mm」になるようです。

18バンタムMGLのスペック・発売日

品番 ギア比 巻上長(cm) 自重(g) 最大ドラグ力(kg) 糸巻量(lb-m) ハンドル長(mm) ベアリング 価格(円)
18バンタムMGL PG RIGHT 5.5 59 215 5 16-100 不明 8/1 39,000
18バンタムMGL PG LEFT 5.5 59 215 5 16-100 不明 8/1 39,000
18バンタムMGL RIGHT 6.2 66 215 5 16-100 不明 8/1 39,000
18バンタムMGL LEFT 6.2 66 215 5 16-100 不明 8/1 39,000
18バンタムMGL HG RIGHT 7.1 76 220 5 16-100 不明 8/1 39,000
18バンタムMGL HG LEFT 7.1 76 220 5 16-100 不明 8/1 39,000
18バンタムMGL XG RIGHT 8.1 86 225 5 16-100 不明 8/1 39,000
18バンタムMGL XG LEFT 8.1 86 225 5 16-100 不明 8/1 39,000

価格はギア比に関わらず39,000円。伝説のバンタムの名を受け継ぐベイトリールですから、かなり身構えていたんですが、意外に安いですね。シマノベイトリールのフラッグシップ機であるアンタレスは言うまでもなく、メタニウムMGLやカルカッタコンクエスト、アルデバランよりも全然安い価格設定。

実売価格は2万円台半ば~後半くらいになりそうですね。

シマノ伝説のバンタムの名を与えられたベイトリール「18バンタムMGL」の発売日は、ライトハンドルモデル(右巻き)が2018年2月下旬レフトハンドルモデル(左巻き)が2018年4月下旬頃を予定。18バンタムMGLも例に漏れることなく、右巻きが先、左巻きが後になるようです。

あけましておめでとうございます。大晦日・正月三が日~とインフルエンザで寝込むという人生初となる貴重な経験を致しました。しかしもう2度とごめんです(笑)
そんなこんなでご挨拶が遅くなりましたが、本年もタックルニュースをよろしくお願い申し上げます。

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