今回は太平洋を越え、数量限定発売という形で日本デビューを果たす超軽量ベイトリール――Abu Garcia(アブガルシア)「Revo MGXtreme2(レボ エムジーエクストリーム)」を紹介します。
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アブガルシア「Revo MGXtreme2(レボ エムジーエクストリーム)」
約3年ぶりにモデルチェンジを果たして登場となる「Revo MGXtreme2(レボMGエクストリーム)」。軽量化と更なるコンパクト化を果たした「レボLTX-BF8」、「レボALC」、「レボSLC」などと同じ第4世代のレボシリーズです(恐らく)。
そんなレボMGエクストリームは他の第4世代のレボ達と同じようにブラックを基調としながら、スプール、メカニカルキャップ、エンジンプレート、リテーナー、ノブエンドキャップにレッドカラーを配したカラーリングが目を引くリールになっています。
それでは、レボMGエクストリームのスペックを他の第4世代レボシリーズと比較しながら見ていきましょう。
16レボLTX8、16アルデバランBFSを超える最軽量ベイトリール!
ベイトフィネス専用機にして、ベイトリール最軽量を争う2つのリール――アブガルシア「レボLTX-BF8」、シマノ「16アルデバランBFS XG」――がリリースとなった2016年。
同じ年に海の向こうでデビューを迎え、同じ年の冬に日本デビューを迎えた「レボMGエクストリーム」。
旧レボMGエクストリーム?から10g以上軽量化を果たし、それら2つのリール――「16アルデバランBFS XG(自重130g)」と「16レボLTX-BF8(自重129g)」――を凌ぐ「自重128g」を記録。
軽量なロッドと組み合わせれば、アンダー200gも夢ではないリールです!
Revo MGXtreme(レボ エムジーエクストリーム)の軽量ボディはX-MAGフレーム
強く握ったらグシャっと潰れてしまいそうな程軽い、レボ史上最軽量ベイトリール「レボMGエクストリーム」。
しかしながら、レボLTX-BF8やレボSLCと同じように、フレームに軽量化しながら強度も保っているというマグネシウム製の「X-MAGフレーム」を採用。
ハンドル側、パーミングカップ側のサイドプレートには、そんなマグネシウムにも匹敵するというアブガルシアが誇るC6カーボン製の「C6カーボンサイドプレート」を採用し、強度と耐久性を犠牲にすることなく、大幅な軽量化を実現。
更にボディは軽いだけでなく、非常にコンパクトになっているため、手が小さい人でもパーミングしやすいリールになっています。
ドライブギアには超々ジュラルミン製ギアを採用。
IVCB-IV遠心力ブレーキシステム
レボMGエクストリームとレボLTX8など他の第4世代レボシリーズとの大きな違いの1つとなるのがブレーキシステムです。
ベイトフィネス対応リールとなるレボLTX-BF8とレボALCが最新のマグネットブレーキシステムである「マグトラックスⅢブレーキシステム」、レボSLCがマグネットブレーキと遠心ブレーキが併用できる「インフィニブレーキシステム」を採用しているのに対して、レボMGエクストリームは唯一遠心ブレーキを採用。
あえてなのかわかりませんが、遠心ブレーキシステムには6アームの「IVCB-VIブレーキシステム」ではなく、「レボMGX」譲りの4アームの「IVCB-IVブレーキシステム」を採用しています。
IVCB-IVブレーキシステムは外部ダイヤルで簡単にブレーキ力を調整することができるので、レボMGエクストリームは使用するルアー・リグの種類・重さ、状況に応じたブレーキ力をセレクトすることができます。
超々ジュラルミン製軽量スプール
ブレーキシステムと共に他の第4世代レボシリーズとレボMGエクストリームの大きな違いとなるのがスプールです。
レボMGエクストリームのスプールは、他の第4世代レボシリーズと同じ32mm径の超々ジュラルミン製小径スプールながら、16lbラインが100m巻ける深溝スプールになっています。
スプールの重さも約8.0gとベイトフィネス専用機に搭載されている超軽量スプールに比べるとやや重め。しかしながら、IVCB-IV遠心力ブレーキシステムやチタンコーディングが施された?レベルワインドリングなどとの相乗効果によって、快適なキャスティングとリトリーブが行えるリールになっているようです。
実際に使用していた人のインプレによると、軽量なフィネスリグから重量のあるルアー、ディープダイビングクランクまで使っていたそうですが、レボMGエクストリームはギア比8.0、最大巻取長80cmのハイギアリールですので、ディープクランクを巻くのはけっこう体力がいるのではないかと思います。
カーボンクランクハンドル&コルクノブ
レボMGエクストリームは、軽量なカーボン製のクランクハンドルとスタードラグが標準装備。長さが好みに合えば、軽量化するために社外製のハンドルを購入しなくても良いかもしれません。
ハンドルノブは非常に珍しいコルク製のラウンドノブが標準装備。とはいえ、EVA製のフラットノブも付属するので、好みや釣りに応じて交換することができます。
Revo MGXtreme(レボMGエクストリーム)のスペック・発売日
製品名 | ギア比 | 自重 | 最大ドラグ力 | 巻取長 | ライン | BB | 価格 |
REVO MGXtreme | 8.0 | 128g | 5.5kg | 80cm | 16lb-100m | 10/1 | 38,000円 |
REVO MGXtreme-L | 8.0 | 128g | 5.5kg | 80cm | 16lb-100m | 10/1 | 38,000円 |
USモデルの数量限定販売を謳いながら価格は38,000円。実売価格だと2万円台後半。アメリカでは$499.99で販売されているようですので、信じられない価格設定です。
レボMGエクストリームの販売数は左右各1,000台限定。発売日は2016年12月を予定しているそうです。