
例年、多くの釣りがシーズンオフとなる冬から、シーズンがスタートする春にかけて行われるシマノ(SHIMANO)リールのオーバーホールキャンペーン。
今回はそんなオーバーホールキャンペーン――いつもより半年ほど遅い、夏~秋にかけて開催されることとなった「シマノ オーバーホールキャンペーン2017」を、出す前に確認しておきたい3つの点と共に紹介します。
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シマノオーバーホールキャンペーン2017
ハイシーズンに酷使したリール(スピニングリール・ベイトリール他)をリフレッシュするために、愛用のリールを長く快適に使うために、定期的に行うことが推奨されている”オーバーホール”。
そんなオーバーホール――シマノによるオーバーホールが通常よりもお得な料金で受けることができるのが「オーバーホールキャンペーン 2017」です。更に、オーバーホール1台につき、シマノオリジナルフィッシングタオルがもらえます(先着1万名)!
毎年、このタイミングでメーカーにオーバーホールへ出しているというアングラーも多いでしょう。
それでは、オーバーホールキャンペーン期間中はどれくらいお得になるのか、コース別に料金と特徴を見ていきましょう。
スピニングリール 特Aコース
特Aコースはスピニングリールのオーバーホールで最もグレードが高いスペシャルメンテナンスコースです。
一度リールを分解し、調整と組み立てが行われます。その際に問題があるパーツがあれば交換され、更に自分の好みに合わせて「リーリングを軽くして(重くして)欲しい」などの指示を出すことができる唯一のコースとなるようです。
| 基本作業 | ○ | 
| スプール部 | ○ | 
| ハンドル部 | ○ | 
| ストッパー部 | ○ | 
| 回転枠部 | ○ | 
| 本体内部 | ○ | 
| 本体 | ○ | 
| ブレーキ部 | ○(※) | 
| 特Aコース | キャンペーン期間中 | 期間外 | 
| 技術料(税抜) | 4,575円 | 6,100円 | 
| 上限価格(税抜) | 20,000円 | 20,000円 | 
※BB-Xシリーズのみ対応
ただし、特Aコースを選ぶことができるのはαシリーズに分類されるリールのみです。ストラディック(無印)等のβシリーズに分類されるリールは選べません。
スピニングリール Aコース
スピニングリールのAコースでは特Aコースと同じくリールの全分解、調整・組み立て、問題のあるパーツの交換が行われます。ただし、特Aコースのように「こんな風に仕上げて欲しい」という指示を出すことはできないようです。
| 基本作業 | ○ | 
| スプール部 | ○ | 
| ハンドル部 | ○ | 
| ストッパー部 | ○ | 
| 回転枠部 | ○ | 
| 本体内部 | ○ | 
| 本体 | ○ | 
| ブレーキ部 | ○(※) | 
| Aコース | キャンペーン期間中 | 期間外 | 
| α技術料(税抜) | 3,075円 | 4,100円 | 
| β技術料(税抜) | 2,700円 | 3,600円 | 
| 上限価格(税抜 | 15,000円 | 15,000円 | 
しかしながら、Aコースは特Aコースとは違い、αシリーズに分類されるリールだけでなく、βシリーズに分類されるリールも選ぶことが出来ます。
スピニングリール Bコース
Bコースはオーバーホールの基本的なコースになります。特AコースやAコースのように全分解されず、表の○が付いている箇所のみ分解、洗浄、グリスアップに、問題があるパーツの交換(全てのパーツではない?)が行われます。
オーバーホールに出すときに何も言わなければこのコースになるそうです。
| 基本作業 | ○ | 
| スプール部 | ○ | 
| ハンドル部 | × | 
| ストッパー部 | ○ | 
| 回転枠部 | ○ | 
| 本体内部 | ○ | 
| 本体 | × | 
| ブレーキ部 | ○(※) | 
| Bコース | キャンペーン期間中 | 期間外 | 
| α技術料(税抜) | 2,700円 | 3,600円 | 
| β技術料(税抜) | 2,325円 | 3,100円 | 
| 上限価格(税抜 | 10,000円 | 10,000円 | 
スピニングリール Cコース
CコースはBコースよりもメンテナンスが行われる箇所が少ないコースとなります。パーツ交換も場合によっては行われるようですが、最小限に留まるようです。
| 基本作業 | ○ | 
| スプール部 | ○ | 
| ハンドル部 | × | 
| ストッパー部 | ○ | 
| 回転枠部 | ○ | 
| 本体内部 | × | 
| 本体 | × | 
| ブレーキ部 | × | 
| Cコース | キャンペーン期間中 | 期間外 | 
| α技術料(税抜) | 2,325円 | 3,100円 | 
| β技術料(税抜) | 1,950円 | 2,600円 | 
| 上限価格(税抜 | 5,000円 | 5,000円 | 
スピニングリール Dコース
Dコースは検査と注油のみ。パーツ交換などは基本的に行われません。が、必要な場合は見積もりが出るようです。
| Dコース | キャンペーン期間中 | 期間外 | 
| 技術料(税抜) | 1,575円 | 2,100円 | 
| 上限価格(税抜) | 2,100円 | 2,100円 | 
ベイトリール Aコース
ベイトリールのAコースもコース内容はスピニングリールAコースと同じ。
| 基本作業 | ○ | 
| スプール部 | ○ | 
| ハンドル部 | ○ | 
| ストッパー部 | ○ | 
| クラッチ部 | ○ | 
| 本体内部 | ○ | 
| 本体 | ○ | 
| ブレーキ部 | ○ | 
| レベルワインド部 | ○ | 
| カウンター部 | ○ | 
| Aコース | キャンペーン期間中 | 期間外 | 
| 技術料(税抜) | 2,700円 | 3,600円 | 
| 上限価格(税抜) | 15,000円 | 15,000円 | 
ベイトリール Bコース
ベイトリール BコースもスピニングリールBコースとコース内容は同じです。基本的なコースとなります。
| 基本作業 | ○ | 
| スプール部 | × | 
| ハンドル部 | ○ | 
| ストッパー部 | ○ | 
| クラッチ部 | ○ | 
| 本体内部 | ○ | 
| 本体 | × | 
| ブレーキ部 | ○ | 
| レベルワインド部 | ○ | 
| カウンター部 | ○ | 
| Bコース | キャンペーン期間中 | 期間外 | 
| 技術料(税抜) | 2,325円 | 3,100円 | 
| 上限価格(税抜) | 10,000円 | 10,000円 | 
ベイトリール Cコース
ベイトリールCコースもスピニングリールCコースとコース内容は同じ。
| 基本作業 | ○ | 
| スプール部 | × | 
| ハンドル部 | × | 
| ストッパー部 | ○ | 
| クラッチ部 | ○ | 
| 本体内部 | × | 
| 本体 | × | 
| ブレーキ部 | ○ | 
| レベルワインド部 | × | 
| カウンター部 | ○ | 
| Cコース | キャンペーン期間中 | 期間外 | 
| 技術料(税抜) | 1,950円 | 2,600円 | 
| 上限価格(税抜) | 5,000円 | 5,000円 | 
ベイトリール Dコース
検査と注意のみ。
| Dコース | キャンペーン期間中 | 期間外 | 
| 技術料(税抜) | 1,575円 | 2,100円 | 
| 上限価格(税抜) | 2,100円 | 2,100円 | 
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出す前に注意すべき3つ+1のこと
定期的に出すことが推奨されるリールのオーバーホールですが、通常よりもお得な料金となる「オーバーホールキャンペーン 2017」期間中は注意が必要です。
オーバーホールに出す前に確認しておきましょう!
25%オフは技術料だけ
オーバーホールキャンペーン期間中は”25%オフ”となる料金。お得ですよね。
しかし、この割引が適用されるのは”オーバーホール技術料のみ”です。
オーバーホール時にパーツの交換が行われたとしても、そのパーツ代は割引にはなりません。注意しましょう。
カスタムパーツ(夢屋除く)
リール(スピニングリール・ベイトリール)の見栄えを良くするパーツや見栄えだけじゃなく性能向上にも期待できるパーツなど、数多くのサードパーティー製カスタムパーツがリリースされている現在。
愛用されている方も少なくないことでしょう。私自身もベイトリールのハンドルは、サードパーティー製のものに交換することが多いです。
そんなサードパーティー製カスタムパーツですが、オーバーホールキャンペーン2017期間中……だけでなく、シマノのオーバーホールに出す際には、取り外して標準装備のパーツに付け替えておくことが推奨されます。
なぜなら、サードパーティー製のパーツが付いていると、最悪オーバーホールできない可能性もあるからです。
目をつぶっていても作業が出来るほど……かはわかりませんが、知り尽くしている自社製品とは違い、サードパーティー製のパーツは勝手が違う可能性がありますし、基準や調子もわかりません。
シマノ側がこれで良しと思っても、持ち主は「これは違う」と感じることもあるかもしれませんし。まーシマノが社外品を触ることはないと思いますが。
なので、オーバーホールに出す際は標準のパーツに交換しておきましょう。
ただ、標準で付いていたパーツがないなんて場合は、事前にシマノかオーバーホールを依頼する釣具屋に相談、もしくは伝えておくと良いでしょう。
返却までの期間
オーバーホールキャンペーン2017は、オーバーホール技術料が安くなることに加えて、オーバーホール1台につき、シマノオリジナルのフィッシングタオルが1枚もらえるお得なキャンペーンになっています。
そのため、キャンペーン期間中には多くのリールがオーバーホールに出されることが予想され、返却されるまでの期間が通常よりも長くなる可能性があります。
なので、オーバーホールに出したリールの返却が予想していたよりも遅く、釣りに行きたいのに行けない。予定が狂ってしまった、なんてことにならないように、オーバーホールキャンペーン期間中に申し込む場合は、返却までの期間を多めに見ておくと良いかもしれません。
ただ、例年は多くの釣りがシーズンオフとなる冬~春にかけてキャンペーンが開催されていましたが、今年は夏~秋にかけてとシーズン真っ只中という釣りも多いため、例年程は混み合わないかもしれません。わかりません(笑)
修理&パーツ供給不能
シマノでは廃盤になった後も、リール(スピニングリール・ベイトリール)のパーツ供給・修理を行っていますが、ある程度の期間が過ぎるとパーツ供給・修理が不能になるリールが出てきます。そうなるとオーバーホールを受けることもできません。
シマノでは修理不能なモデル、翌年から修理・パーツ供給が不能になるモデルを公表していますので、廃盤になっているモデルを持っている方は一度確認しておくことをオススメします。
修理及びパーツ供給不能一覧表(スピニングリール)
修理及びパーツ供給不能一覧表(両軸リール)
Facebookページにコメントをいただくまで完全に失念していました。ありがとうございました。
シマノオーバーホールキャンペーン2017案内
| 期間 | 2017年8月28日~2017年10月6日 | 
 
                   		               		  
