2012年から3年――2015年にモデルチェンジするダイワスピニングリールのフラッグシップモデル「New EXIST(15イグジスト)」。
今回は遂に判明した15イグジストに搭載される新技術やスペック、新番手登場のラインナップに気になる価格を紹介します。
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15イグジスト
2005年の初登場からいくつかの派生モデルを生み出しながら、フルモデルチェンジを果たすまで7年という時を要した前イグジストに対し、15イグジストは僅か3年でのモデルチェンジとなります。
ATD
15イグジストを始めとした2015年新発売となるスピニングリール(15ソルティガ&15フリームス)にも新たに搭載されるドラグシステム――ATD(オートマチックドラグ)システム。
開発者の方によると――
従来より若干緩めの設定でフッキングも決まるし、ファイト中はドラグもスムーズに出ていくという評価。
だそうです。
引用:DAIWA : ATD - Web site
遠くで掛けた魚でも近くで掛けた魚でも同じドラグ設定で対応でき、いちいち締めたり緩めたりを頻繁に繰り返す必要がないそうです。
ただATDは新たに登場した名称のため新ドラグシステムかと思っていましたが、実は14イグニス タイプRや14月下美人などに採用されたUTDフィネスチューン(アルティメットトーナメントドラグ)と同じものなんだそうです。
マグシールドボールベアリング
15イグジストではラインローラー部、ボディ部へのマグシールドの採用に加えて、ドライブギア両端にボールベアリングをマグシールド化したマグシールドボールベアリングを採用しているそうです。
これまで以上に初期性能が長持ちするリールになっているのかもしれません。
スプール
15イグジストではエアスプールからアルミスプールへと変更されています。アルミスプールといえば、13セルテートが重い原因としてあげられるパーツでしたが、15イグジスト搭載のスプールは軽量化が図られており、エアスプールと遜色ない重さのようです。
事実、エアスプールからアルミスプールに変わったにも関わらず、自重は12イグジストとほぼ同等です。
新番手
15イグジストにはこれまでなかった新番手が幾つか追加されています。
15イグジスト1025
3lbが100m巻けた従来の1003番よりも更に細いライン2.5lbが100m巻けるという浅いスプールを搭載したモデル。
15イグジスト2003C
13セルテートに存在した1000番のボディに2000番のスプールとローターを組み合わせたコンパクトなモデルのイグジスト版でしょうか。こちらも2004よりも浅いスプールを搭載しています。
ただこちらは13セルテートとは異なり、ハイギアではなくノーマルギア(4.8)モデル。これは待ってました!という方も多いかもしれません。
15イグジスト2003F-H/2505F/2505F-H
FinesseのFではなく、FluorocabonのF?付きの3機種(2003F-H/2505F/2505F-H)は、フロロカーボン専用モデルとなるイグニスタイプR同様にフロロカーボンに特化したモデルのようです。フロロ専用であることを示すかのようにスペック欄でもF付きの機種だけフロロカーボンの糸巻量しか掲載されていません。
またこのF付き機種のみスプールとラインローラーがイグニスタイプRと同じ「ABSⅡ-R」と「ツイストバスターⅡ-R」となっています。
ハンドルノブ
15イグジストではハンドルノブも機種ごとに最適なノブが採用されています。
- ハンドルノブ
- 採用機種
- ZAION製I型
- 1025/2003F-H/2505F/2505F-H
- コルク製I型
- 2003C
- パワーライトS
- 2506PE-DH
- パワーライトM
- 2506PE-H
- コルクT型
- 2508PE/2510PE-H
- コルクTラージ
- 2510RPE-H/3012H
唯一となるパワーライトSノブを採用した2506PE-DHは、15イグジスト唯一のダブルハンドルモデル。そのためノブを2つ使用しています。
スペック
ラインナップは12イグジストと同じ11機種。価格も据え置きです。実売価格は25%オフの消費税がいいところでしょうか。
個人的には2003C、2505Fあたりの番手が欲しいなぁと思います。
発売は2015年2月下旬~予定のようです。