毎日、日本のどこかで命に関わる事件・事故が起こっています。怖いな、危ないなと思いながらも「自分には関係ない、自分は大丈夫」とどこか遠い世界での出来事のように軽く受け止めてはいないでしょうか?
今回はもしも自分の身に危険が迫ったときのために設定しておきたいiPhoneの機能――釣り人の命を救ったiOS11の新機能「緊急SOS」を紹介します。
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iPhoneに搭載のiOS11の新機能「緊急SOS」が釣り人の命を救う
iPhoneとしては初めてとなる「有機ELディスプレイ(OLED)」や「Face ID」などの新技術・新機能が搭載され、大きな話題となった新型iPhone「iPhone X(アイフォーン テン)」
そんなiPhone Xにも搭載されている最新OS「iOS11」の新機能として追加された「緊急SOS」。皆さんはご存じでしょうか?
面倒な操作や手間の掛かる操作をせずとも、緊急SOSの自動通報をオンにしておけば、自動で緊急通報用電話番号に通報※。更に緊急連絡先を設定しておけば、緊急電話が終わった後に緊急連絡先宛てに自動で位置情報などのテキストメッセージを通知してくれるという機能です。
※地域によっては通話先を指定する必要があるそうです。
日本がそのある特定の地域に含まれるかはわかりませんが、緊急SOSを作動させたところ、「警察」、「海上保安庁」、「火事、救急車、救助」という3つの通話先が出てきました。
私は全く知りませんでした。この「緊急SOS」によって命を救われたというある釣り人のツイートを見るまでは。
iOS11で追加された「緊急SOS」のお陰で命拾いした。
1人で磯釣りをしていて倒れ意識が遠のく中何も考えずiPhoneの電源ボタンを連打していた、その後気が付いたら病院のベッドの上だ。
今回たまたまiOS11で実装された緊急SOSを設定しておいたお陰で助かったが、みんなも今すぐ設定しておいた方がいいぞ pic.twitter.com/baY16S8z88— iGNITED (@xxxprius) 2017年11月13日
指紋認証や顔認証を突破して電話アプリを開いてキーパッドを操作、もしくは緊急からキーパッドを操作して通報などの操作などが難しいとき――緊急SOSを設定しておけば、iPhoneのサイドボタン(電源ボタン)を5回クリック※するだけで緊急通報用電話番号へ通報してくれ、設定しておけば緊急連絡先に通知もしてくれるそうです。
※緊急SOSの作動方法は機種によって異なります。最新機種(2017年12月現在)となるiPhone X、iPhone8、iPhone8 Plusの場合は、サイドボタンと音量ボタンを押し続けることで緊急SOSを作動させることができます。「5回クリックでも作動」をオンにしておけばサイドボタン連打でも可。
また、「自動通報」をオンにして「カウントダウンで音を出す」もオンにしておけば、自動的に緊急通報用電話番号へかけてくれるだけでなく、発信までのカウントダウン時に警告音を鳴らしてくれます。そのため、もしも周りに人がいる状況であれば異常に気づいてくれることもあるかもしれません。それは自分の体に異常が起きたときだけでなく、自分の身に危険が迫ったとき――襲われそうになったなど――にも効果を発揮してくれることもある、かもしれません。
ただし、誤って作動させてしまうこともあるかもしれませんので、自動通報はオフにしておくという選択肢もあります。
緊急SOSの自動通報と緊急連絡先の設定方法
緊急SOSの自動通報機能と緊急連絡先へメッセージを送信するためには、事前に設定しておく必要があります。
自動通報をオンにする
[設定]アプリを起動 → [緊急SOS]をタップ →
[自動通報]をオン
緊急連絡先を追加
[設定]アプリを起動 → [緊急SOS]をタップ → [”ヘルスケア”で緊急連絡先を設定]をタップ
すると、[ヘルスケア]アプリが起動するので
[メディカルID]を作成をタップ。
下の方へスクロールすると[緊急連絡先を追加]という欄がありますので、ここから緊急時に連絡したい相手を追加することが可能です。
メディカルIDには自分の名前や血液型などに加えて、持病やアレルギーの有無、服用している薬などを記載する欄もあり、情報を登録しておけば救助を受ける際に助けになるのではないかと思います。
詳細はアップルの公式サポートページをご確認ください。
例え、通い慣れたポイント、足場の良いポイントだったとしても何が起こるかわかりません。万が一に備えて設定しておきましょう!